持久力と集中力 | 神戸駅前バレエ教室

神戸駅前バレエ教室

神戸駅前ハーバーランドで子供たちにバレエと体操の基礎を教えながら、全国各地のバレエ教室へ身体作りを指導しにいっています。

水曜クラスの振付も2週目。

ステップの部分は、今週でほぼすべてが完了(まだやっていないステップの部分は同じステップの繰り返しが中心)し、あとはマイム(演劇)の部分を残すだけとなりました。

冒頭のステップのみ本来の振付と同じものを採用しているため、そこが一番の難所になっていますが、最初に難しいものが来ることで、程よい緊張感を生み出しているようです。



今回の作品は、前回の「トレパック」と比べると、2倍以上の長さの楽曲を使用します。

途中でマイムが入ったり、金曜クラスの子供たちのパートがあったりで、一曲の最初から最後までを踊るわけではありませんが、それでもステップのボリュームはなかなかのものです。

しかも、横並びで踊るところが大半のため、他人を見ながら踊ることができず、自分で覚えて、数えて、踊らなければなりません。

そのため、単なる持久力だけではなく、集中力というのもまた重要になってきます。

このように、水曜クラスの子供たちは、以前よりも様々な点でレベルの高いことに挑戦することになります



来週、マイムの部分を含めて、すべての振付を完了させたら、再来週から3週間かけて踊り込みをおこないます。

踊り込みに入ったら、子供たちだけで踊る姿を撮影して、それを観てからもう一度やり直す、という作業を毎回おこなう予定です。

自分で自分の踊りを見て、気づいて、直して、というアプローチをおこなう中で、作品の完成度を高めるだけではなく、「自分自身を客観的な視点で見る」という訓練をしていくことになります。

自分の弱い部分を見つめることは億劫ですが、今までの指導経験上、バレエでもスケートでも勉強でも、メキメキと力を付けていく子供は、これがきちんとおこなえていました。

最初は「見学会で振付を間違えないために」というシンプルな考えで良いと思いますが、見学会の練習を通じて、このような自己分析と自己研鑽がごく自然な行動として身についていってほしいと思います。