皆さん、こんにちは。

原発とはうらはらに、みずほ銀行、ゆうちょ銀行と

システムトラブル続きです。

な~んか怪しいですね。


「預金封鎖」という言葉があります。

このことは頭に入れておいた方が良いと思いますよ。

資産運用さんより引用



きっとほとんどの聞いたこともない言葉だと思います。


日本の財政状態がさらに悪化すると、この恐怖の言葉を毎日のように聞くことになるかもしれません。


銀行で預けたお金はどうなるの?のページでもご説明しましたが、実は預金というものは私達の知らないところで色々な形で運用されています。

ここで、サイトに訪れたあなたに質問をしてみたいと思います。

「あなたが銀行や郵便局にに預貯金したお金は本質的に誰のものなのでしょうか?」




うん?そんなの自分のお金を貯金したのだから、自分のものだろ??



そう思ったあなた、将来財産のほとんどを失う可能性があるかもしれません。



確かに形式上はそのように考えるのがあたり前です。しかしながら、現実は預貯金は自分自身の知らないうちに銀行に勝手に運用されているし、ペイオフによって保証されている金額も全預金額の1000万円までしかありません。



このように考えると、本質的に銀行に預金してあるお金は誰のものかと言えば、”銀行がつぶれない限りは”私たちのものであると言えるかもしれません。



少し、前置きが長くなりましたが、ここでいよいよページの冒頭に紹介した「預金封鎖」という言葉の説明に入ってきます。



あなたは、かつて日本が「国民の財産のほとんどを奪ったことがある。」と聞いたらどう思うでしょうか?



「まさか?さすがに国家がそんなことする訳ないだろ?」



こう思うのが自然な反応かと思います。しかし、現実として日本と言う国はこのような政策を過去に打った実績があります。戦後まもなくの動乱の時期であったので、暴動になるようなことはありませんでしたが社会は一時混乱に陥ったとのことです。以下、日本がおこなった預金封鎖の歴史について説明したいと思います。



第二次世界大戦に敗北し、軍事費等の膨大な支出によって財政が極端に悪化していた日本はこの戦後復興に向けてこの財政状態を解消する必要がありました。



当時も現代と同じく、国家が債権を販売していたのは日本国民でした。(現在の国債発行が軍事費に置き換わっているとイメージしてください)



債権を買っていた国民は当然、国にその変換を要求します。しかし、敗戦によって甚大な被害を負った日本にそれらの債権に対して支払い能力も無く、当時の日本政府は困惑していました。



そして、国民の預貯金を使って、それらの財政赤字を補填するという強硬手段に出ました。



具体的に何をしたかというと、国民が銀行に預けてあるお金を引き出せなくし、(正確には1日あたりに引き出せる金額を少なくし)、世の中に流通してあるお金を制限した上で、日本円を旧勘定と新勘定という2つのものに分け、一定の期間をもって旧勘定が使えなくなるという政策を実施したのです。



銀行から1日に下ろすことができるお金を制限された国民は当然、銀行に自分の預金を引き出しに掛かります。しかし、1日あたりの引き出し限度金額がものすごく低く設定されているので、全額を引き出すには到底間に合いません。



そうこうしているうちに、旧勘定と新勘定の移行期間が終了し、結果として引き出せなかった旧勘定の資産を全て失うことになるという結果となります。



これは言ってみれば、国民の預貯金を国が全て取り上げたのに等しい政策です。





今、日本は戦後ではありませんが、国家の財政としては先進国の中でも群を抜いて悪い状況にあり、このような悪しき政策を日本が再度実施するとも限らない状態にあるのが現状です。



国と地方が抱える負債の額は1000兆円~1400兆円と言われ、これは国民全体の預貯金額の総額1400兆円と型を並べる規模まで増大化してしまいました。



これ以上、国の負債が増大してしまうと預金封鎖をしてもなお財政再建を出来ない状態になってしまいます。そのため、この時点で全てをゼロに戻そうと考えて国が動いても少しもおかしくはありません。



政府の中でも、財政再建をするためには預金封鎖しかないという発言をした国会議員がいるそうです。



預金封鎖については、今すぐ実行されるというわけでは無いでしょうが、かつて日本はこのような政策を打ったことがあったという歴史については知っておいたほうが良いと思います。