デジタル印刷機について説明する前に現在の主流な印刷方法について説明いたします。
現在の主流な印刷方法のひとつに平版印刷があります。
刷版につけたインキを、ゴム製の転写ローラー(ブランケット)に移し、印刷用紙に転写する方式です。商業印刷物や美術印刷の多くはこの印刷方式を用います。
では、デジタル印刷は以前の印刷方法となにが違うのか、それは、刷版が不要で、インクジェットや液体トナーで印刷するところです。
したがって、刷版やそれに伴う薬品を処理する必要がなくなるので、環境に優しくなります。
さらに印刷のデジタル化により後加工のユニットを接続することで、印刷と後加工の連携が取れるようになります。たとえば、製本や盛り上げ印刷などが後加工に挙げられます。
ただし、いい面ばかりではなく、悪い面もあります。まだ、成熟した技術ではないので、ランニングコストが高い点です。
まだ、世間に普及していませんが、世界的にはデジタル印刷機の実用化にむけて進んでいます。日本の企業でもデジタル印刷機の導入を進めているところが出てきています。
新しい技術が開発されることで、印刷の可能性が広がりますので、個人的にも印刷市場の動向が楽しみです。
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