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ここしばらくの間、元日には着物を着るようにしています。
 
我が家での恒例の過ごし方は、
朝一番にお着物を着て、
実家の神棚とお仏壇にお参りをして、
新年の家族でのご挨拶とおせち料理・お雑煮を頂き、
家族で初詣に出かけます。
 
初詣に行ってみると、
お着物で出かけている人はまだまだ少ないな、と感じました。
私は着物が好きなので、ちょっと残念です。。。
 
 
 
普段お着物を着ない方も、せっかくのお正月。
 
テレビでも和服の方が増えたり、
初詣で神社やお寺に参拝したり…。
 
和や日本の伝統文化に接することも増える時期なので、
もっともっとお着物を着てくれたらいいのになといつも思います。
 
 
毎年、どの着物を元日に着るかは帰省して、新年のテーマを考えながら決めます。

 

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今年は白い墨ぼかしの着物に。

真っ白なキャンパスに意志と偶発性を合わせて描いていくような2018年にしたいなと思って、
実は一昨年前にも元日に同じお着物を着たのですが、
また違う気持ちで選びました。
 
毎年の着物選びは楽しい作業で、
着付けができなかった時は、祖母に着せてもらい、
自装ができるようになってからも、平行や水平がきちんととれているかは祖母に見てもらいながら着物を着ます。
 
昨年までの毎年のハイライト。

 

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「若い人たちがなかなか着物を着ない」と言われる昨今、
 
もちろんライフスタイルが西洋式に変化したり、
嫁入り道具で着物を持っていく家庭が減ったり、
 
時代やライフスタイルの変化で、一昔前と比べると、
着物の需要というのは下がってきたのかもしれません。
 
 
 
ですが、ここ数年、微力ながら伝統文化に関わるお仕事をさせて頂きながら、リアルな声として感じる「若い人が着物を着ない理由」というのは、大きく2つあるように思うのです。
 
 
逆に言うと、そのトリガー(引き金)を上手く引くことで、
若い世代でももっとお着物を着る機会は増えるのではないかな?と思います。
 
 
 
【着物をもっと着てもらうためのトリガー①】
着物をもっと手軽に楽しんでもらうための一番の引き金になるのは「着付け」です。
 
逆に言うと、やはり“着付けができない”ことが着物を着ない大きな一つの要因になっている、とも言えると思います。
 
着付けができないと、そもそも祖母や母など家族が持っているお着物があっても、その着物を活かして自分で着ることができません。
 
あまり上手ではない着付けで、苦しくなって、「着物は苦しい」というイメージがついてしまうこともあります。
 
私もどちらかというと、貧血になりやすい方で、
自分で着付けができるようになるまでは、
気持ち悪くなったり、貧血を起こしそうになったことが度々ありました。
 
『着物が好きだけど、着物はつらい…。』
そう思っている時期もありました。
 
圧倒的に着物が好きになり、着物をよく着るようになった一つのきっかけは、
着付師でもあり、レンタル着物などのサービスも展開している万インターナショナルの村上裕子先生との出会いです。
 
「着付師の方に着せてもらうと、あまり着付けの回数が多くない美容院で着せて頂くよりもこんなに楽なんだ!」
 
とか
 
「自分で着付け(=自装)すると、加減が分かって全く苦しくならないんだ!」
 
など、たくさんの気づきがあり、着物を着ていく機会もどんどん増えました。
 
 
 
また友人たちからも「着物を着たいのだけれど、どこか良いところない?」とよく聞かれるので、
 
着物のレンタルも着付けもやって下さる万インターナショナルさんをご紹介したら、たくさんの女性たちが“着物を着ることにハードルを感じることなく”着物を楽しむようになったのです。
 
 
「着物が高い」ということも、よく着物を着ない理由として挙げられるのですが、今の時代は
 
①家族が持っている、もしくは自分の着物を着る
②着物をレンタルする
③リサイクル着物などでリーズナブルに着物を購入する
 
など、着物を手に入れる方法は、呉服屋さんでお着物を買う以外にもたくさんあります。
 
着物が手に入らないことよりも、「あったとしても着られない」ことの方がハードルが高いのではないかと思うのです。
 
 
 
【着物をもっと着てもらうためのトリガー②】
若い世代(20〜40代くらい)の方のお話を聞いていると、着物をあまり着ないもう一つの理由があります。
 
それは「着ていく場所(機会)がないこと」です。
 
 
若い世代の多くは、
自分が七五三の時、そして二十歳の成人式の時、
結婚式が和装だった場合のお着物、
その後、自分の子どもが生まれたお宮参りや七五三、入学式のときくらいしか着物を着る機会がない、と思っている方もたくさんいらっしゃいます。
 
実際に実体験として、「成人式以降、着物を一度も着ていない」という20〜30代も多いのです。
 
ただ、着ていく機会というのは、自分が着ていこうと思えばいくらでも作れます。
 
新年の初詣、お友達や親戚の結婚式などハレの機会はもちろんのこと、
お着物でお花見をしたり、
ワイン会にブドウの柄のお着物で伺ったり、
お着物でお友達と和の甘味処に出かけてみたり、
 
機会を自ら創り出せば、いろんな楽しみ方ができます。
 
 
 
子育てをしている方は、子育てで忙し中でなかなかお着物を楽しむ余裕がないと思うかもしれません。
 
そんな時は無理せず、子どもの成長やハレの機会に合わせて、お宮参りや七五三、入園式・入学式や卒園式・卒業式などで、
お母さんがお着物を楽しむことで、子どもとの思い出や記憶の中に、着物のお母さんの思い出が残ります。
 
 
次の世代が「着物」を必要なものだと感じ、着物を好きになる一つのきっかけは、
家族や母親が「着物を愛していること」なのではないかな?と思います。
 
伝統文化や着物を愛する気持ちは、
家族の文化として次世代に繋がっていきます。
 
着物を愛する女性が増えることで、
個人の楽しみだけでなく、家族を通して次世代にも「着物」という日本の文化を受け継いでいく存在になっていくのではないかなと思います。
 
 
着物を着たいという方にむけて、おすすめのレンタル着物サービスをご紹介します。
 
 
【レンタル着物①(全国配送可能)】
手前味噌ではありますが、一つは役員を務めている(社)全日本伝統文化後継者育成支援協会のレンタル着物「MICOTO8」。
 
訪問着、付け下げ、夏着物、色無地、小紋、留袖、色留袖、振り袖、打掛、白無垢など、着る機会に合わせてどのようなお着物でもレンタルできます。
 
すべて正絹のお着物で、京友禅、加賀友禅、絞りなどの特別なお着物もありますので、ぜひお着物をレンタルされたい場合は、御連絡ください。
 
レンタルの予約は、お問い合わせフォームから承っています。
 
 
【レンタル着物+着付けをしたい場合は②(東京)】
着付けを習っている万インターナショナルさんでもお着物のレンタル+着付けをお願いできます。
 
若い着付師の方もたくさんいらっしゃるので、表参道のサロンに手ぶらで行ってお着付けしてもらうことができ、おすすめです。
 
万インターナショナルのレンタル着物
 
 
お着付けとお着物がレンタルできる場所を知っておけば、着物を着ていく機会や幅も広がると思いますので、
ぜひお着物を着られたい場合は、活用してみてください(^_^)