さて、ランジェリーの生地についてリリースを書いて思ったのですが
レースだったりシルクだったり、あとチュール、モダールなど
天然繊維で出来てます。カシミアも冬のコレクションにはランジェリーの
糸に使われます。 カシミアは肌触りだけでなくあの優しい温かさが
いいですよね、何となくですが化学繊維で温まる感覚とはちょっと違う
ふんわり温まる感じが良い、コットンでもウールでも天然繊維が良いのは
そういう部分なんでしょうね。
化学繊維について実はランジェリーの方が洋服より先に使われたそうです
レーヨンをあるイギリス人が生み出して、それをブラジャーに使った。
それまでは第一次世界大戦中は天然繊維のランジェリーは高くて一般人では
手が届かなかったそうで、レーヨンを使うと天然繊維風の安価なランジェリーが
出来て一般的に広まった。 この構図って昔も今も変わらないんですね^^
戦争で、コルセットを付けたまま動くのは可動域が狭いからとゴムのコルセットが
流行ったそう、それを作ってたのがあのタイヤのダンロップ。もともとコルセット
作ってたんですね^^ そして、ナイロンが誕生します。鉄や銅と同じくらい
の世紀の大発明だったそうで、これもランジェリーに使う所なのですが戦争が始まり
テントなど戦争の用具に使われてしまいました、1930年前後までイタリアでも
ボローニャ近辺地域で戦争の為の化学繊維の生産が盛んで、ナイロンの使用も多く
そこから1932年に始まるストッキング産業に繋がるんです。
同じ位にフィレンツエでは戦争用の丈夫な靴を作るという事で革を使った靴を作ってました、
それが今日におけるフェラガモなどフィレンツェで靴産業が盛んな起因になったと
イタリアで聞きました。
毎日色々な事を知っていくと過去にイタリアで聞いたり見たり、学んだりした事が
パズルのピースの様に繋がっていくのでとても面白いです^^
ブラジャーが右と左に分かれた理由だったり、分かると今の下着が新しいデザインを
見てもその意図が良く分かるんです。
昔から高級品だった天然繊維のランジェリー。
インポートでうちはEXILIAがそんなブランドですが、そういうブランドのランジェリーは
ランジェリー好きな方で試した事ない方でしたら是非一度見て試して欲しいです^^
僕はブラジャー付けたいとは思わないのですが、
ブラジャーの魅力と同じブラジャーでも良い作り悪い作りは
少しずつ分かるようにはなりました^^ まだまだですけど^^;
JUN