ELLEを見て、ランジェリーが高いイメージ

があるっていう部分で。


じゃあ、何で高いの??


色んな要素がありますが


絶対的なのがレース。


レース生地って凄いんですよ

よくプレス資料に貴重とか良い生地とか書いてる

んですけど、何が?という所ですし多分

お客さんには伝わってないお話なんて沢山あるので

そういうのはブログで自由にかけるのでいいですね^^

イタリアに住んでた時に勉強したことや調べたことを

思い出すと。

レースの起源はイタリアのベニス。(ちなみに簿記の

発祥もベニス)港町って何か誕生する事多いんですよね

今神戸に居ますが、神戸が日本発なものって(パーマ、

JAZZ、イタリア料理、ラムネ、競馬、フットボールとか

スポーツものは江戸から明治にかけてきた外国人が持ち込み

ました) 

レースの話に戻ります。 ベニスで最初手作りのレース

は進化をして、イギリス人のリバーさんによってリバー

レースという高級レース機械が出来ました。これ、めっちゃ

売れてイギリスがこの機会を持ち出し禁止にしたそうで、

でも産業革命でフランス人がどさくさにまぎれて持ち出し

成功して、フランスのある地域に持って帰りその地域は

今現在でもレースで経済が保たれてます。ナポレオン時代には

レース特権が起こり戦争まで起こり、今でいう石油利権みたいな

ものですね。レースってそこまで価値のあるものなんです。

19世紀に入って、アジアで安いレースが生産されたことで

リバーレースの需要が低下し、今では数百台しか無いそう

ですからリバーレースというものは一部の高級なヨーロッパの

下着でしか見かけなくなりました。 

しかも、幅広のレースで贅沢に作ってるメーカーは数社しか

無いです。フランスやイタリアのブランドでリバーレースと

書かれてるものはホントに価値があるんです。

シャンテリーレースなんてのも有名ですね。


昨日、立ち話で今の若い子はいいモノが分からない子が

多いと言う話をしてたのを耳にしました。

僕的に思うに、僕は今33歳なのですが僕でギリギリバブル

の時10歳でしたから、それより下の今の20代の子は

日本が良い時代、贅沢な時を知らずに厳しい時代に育ったから

いいモノを知らないんですね。

勿論、経済的に余裕のある方に愛用してほしいのですが

これからの若い子達にこういうランジェリーの

文化を伝えて、憧れてくれるような そんな

文化を後世に伝える事も大事だと思ってます。

いつかは学生に対してぺちゃくちゃ喋りたいと思うんですが

来年にインポートランジェリーの祭典をする場所がそういう

学生さんにも開放されるそうなので、ちょっと企画を

聞いた時は嬉しかったですね^^


ぜひ、どこかのショップでリバーレースを見かけたときは

手にとって触ってみてください。凄い繊細で綺麗ですよ^^