荒瀬香織オフィシャルブログ「Kaori Arase」Powered by Ameba


7月26日 PM16:03


麗は虹の橋へ旅立ちました。




麗は生まれつきと思われる病気が3つありました。


抗てんかん薬、そして心臓のお薬を


嫌がることなくきちんと飲んで、頑張ってくれていました。


秋には新たに検査をする予定でした。



すごくすごく頑張ってくれた。


今まで何度も手術を乗り越えてくれた。



もうすぐで9さいのお誕生日を迎えるはずだったのに。


ついこないだまであんなに元気いっぱいだったのに。




麗が亡くなった の一言を口にすること。


それがとても辛くて。



このblogからみなさんへのご報告も


友達への連絡も


今までできずにいました。



現実を受け入れられず


一ヶ月だけ、一ヶ月だけ、と


blogのお休み、そして


プライベート用の携帯の電源offをしたままでしたが


気づけば一ヶ月以上経過していて。



何度もblogを書こうとPCの前に座ったのですが


麗との思い出の詰まったこのblogを


私には開く勇気がありませんでした。



まだまだ何をどう書けば良いかわからない状況なので、


今の私の気持ちを書こうと思いました。




私にとって麗の存在はとても大きかった。



いつも


辛い時は麗の姿を見るだけで、生きる希望がわいてた。


眠れない夜は麗の手を私の手のひらに置いて


手を繋いで眠ってた。


帰宅後は真っ先に麗の体に顔をうずめて


麗の匂いに安心してた。



ちび達に寂しい想いをさせないように


いつか来るお別れの時に、決して後悔しないように。


私はちび達との時間を何よりも大切にしていました。


旅行は麗が若かった頃に一度沖縄へ何泊かしたっきり


その後は必ず一泊で帰ること


出張は二泊まで


そしてここ数年は、


何かあった時にすぐ帰れる距離にしか行かないと決めていました。


どんなに楽しいお誘いがあっても


私は行かなかった。


ちび達を置いていけないって気持ちと


いつからか私自身が離れることができなくなってた。



事務所仕事は夜間か早朝、そして土日に。


PCでできる仕事は自宅で。


遊びに行くのも、母に見ててもらえる夜数時間。


昼間のお出かけは土日に。


それでもそんな日が続かないように


きちんとちび達と過ごせる日をメインにして。


出かけていても、帰る頃にはちび達の姿が頭から離れなくて


少しでも早く少しでも早く、と急いで帰っていました。


母がいつも言ってたこと。


麗は香織の着信音がわかるみたいで


香織から電話があると飛び起きて待ってるよって。



麗が愛おしくて愛おしくてしかたなかった。



数年前、私が大きな壁にぶつかったとき


私を生かしてくれたのは麗でした。



それなのに私は麗の最期を看取れなかった。


こんなに毎日離れず過ごしていたのに。


ほんの数分の差で看取ることができませんでした。



26日の朝、いつも通り麗に会いに病院へ


辛そうな姿で心配になりながらも


私が作ったご飯を、昨晩自分から食べるまで回復したよ


っと聞かされて


もっともっと栄養のある麗の大好きなご飯を作らなきゃと


その日もキッチンに立った時、携帯が鳴りました。


急変したので急いで来て下さいって。


その日なぜか嫌な予感がしながらも、


鳴るはずがない大丈夫と思っていた携帯。


何が起きたかわからずパニックになりながら病院に向かいました。


それから今まで、私はずっとながい夢を見てるような感覚でした。



うとうとしていると、麗が発作で苦しんでる夢を見たり


でも1ヵ月後の8月26日に


麗が苦しんでいない姿で夢にでてきてくれました。


私は一ヶ月って感覚もなくて


何気なく、母に


今日麗が夢にでてきたって話しをすると


今日で一ヶ月やもんねって。


今でも麗はそばにいて、私を支えてくれてるんだなって。


麗に心配ばかりかけちゃってる。


まだまだ涙は止まらないけど


麗に早く笑顔をたくさん見せられるようにならなくちゃ。




今、愛する子が傍にいる人へ。


その子をたくさん愛して抱きしめてあげてください。


何もかもを中心に生活してきた私も


やっぱり後悔することがあります。


今、姿があるその子をたくさんたくさん愛して下さいね。