糖尿病者の方の自立を考え介護負担の軽減を図る住宅環境 | 福祉住環境コーディネーター☆住まいリフォームプランニング

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福祉住環境コーディネーターが語るいろいろブログ 神戸リビングケアKRK 山下智砂子

福祉住環境コーディネーター神戸リビングケアKRKの山下智砂子です。おはようございます。さわやかな朝ですね。今週も始まりました。頑張って参りましょう~。


*☆*:;;;:*☆*:;;;:糖尿病者の方の自立を考え介護負担を軽減を図る住宅環境*☆*:;;;:*☆*:;;;:


●事例

・Sさん 女性 40歳の場合

・糖尿病 右大腿切断 慢性腎不全 心臓機能障害

・改善前のADL:座位は安定しています。立位は両上肢支持で安定です。移動は屋内外とも車椅子

 を使用しています。入浴は全介助で行っています。排泄は自立です。

・介護認定/障害等級等:腎臓機能障害1級、右大腿切断3級

・介護者:夫

・家族構成:夫 40歳

・鉄筋コンクリート(RC)造2階建て


※Sさんは1年前に糖尿病の悪化により慢性腎不全となって入院されました。週3回の人工透析を

 開始。また壊死により右大腿切断となり屋内外も車椅子を利用する事になりました。

→義足は使用していません。


●家族の希望

①浴室・洗面・脱衣室が狭いため入浴での介護の負担が多いとのこと。

→介護負担の軽減を希望

②また居室は2階・1階に浴室やキッチンがあるので毎日の階段昇降が大変である。

→階段昇降は夫の介助によって行っています。

③外出頻度も週5回と多い。→透析・買物など

                  ↓

※浴室を広げるには洗面・脱衣室へ広ろげることになります。

→浴室内への移動はキャスタ付きの入浴用いすを使用。洗面・脱衣室から浴室内へ夫の介助により

 移動ができるようになりました。

※先体時は手すりを支持して立ち上がり先体介助を行えるようにしました。

 浴槽内への移動はバスボードを使用することに。→バスボードの高さと入浴用のいすの高さを合わせ

 移乗しやすいようにしました。

※壁面にはL型手すりを設置。浴槽内いすを使用することに。


◇入浴動作の介護負担の軽減となりました。


◇◆次回は、引き続きSさんの事例で階段昇降機設置についてお話します。








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