福祉住環境コーディネーター神戸リビングケアKRKの山下智砂子です。さわやかな朝ですね、皆様おはようございます。楽しい週末をお送りください~。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:脊髄損傷の方の介護負担の軽減と生活意欲向上のための改修を考えます*☆*:;;;:*☆*:;;;:
●事例
・Aさん 男性 25歳
・頸髄損傷による四肢麻痺
・改善前のADL:移動は車椅子自律です。浴室までの移動・浴槽への移乗は全介助です。
・先体動作はほぼ自立。尿捨は自立。排便は長型便器への移乗は自立していますが下衣の着脱・
後始末は要介助。
・介護認定:身体障害者手帳1級
・介護者:母
・家族構成:両親・妹
・住宅状況:木造2階建て築10年
※2年前に交通事故で受傷したAさんは生活動作訓練のために肢体不自由者更生施設に入所
されます。
※自動者運転免許を取得しました。
●希望
・専門学校への自動車通学も踏まえた生活が継続できる住環境を望んでいます。
●今のトイレの現状では、トイレ前方からのアプローチが難しい。
↓
●長型便器の導入が必須であったためAさんの居室に専用のトイレの設置希望。
※福祉用具の導入を検討。下剤挿入・ズボン・下着の着脱・後始末は介助が必要なため特に母親と
ともに排泄時の介助方法について検討。
→後方だけではなく側方にも介助スペースを確保。トイレの手すりや手つき台の設置。
●入浴に関してはリフトの設置
※入浴はシャワー浴を希望。先体動作は浴槽の縁に背をもたれる床上での長座位の姿勢で行います
洗面・脱衣室から浴室への移動の負担を軽減するためにもリフト導入を検討。
●外出には自動車が2台駐車できるスペースとし掃き出し窓に段差解消機の設置を望んでいます。
※本人居室から自動車の座席まで自立して一連の動作が行えるように段差解消機の設置。
※自動車への移乗スペース部分の整地を検討し電動シャッターや電動施錠システムの情報を提供。
「良かったこと」
◇排泄動作・入浴動作の介護負担の軽減につながった。
◇外出の自立が可能になった。
◇◆次回は、先天性筋ジストロフィー症の方の入浴の環境を考えます。
神戸リビングケア 代表 : 山下智砂子
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