関節リウマチの方の入浴の質の向上を考えます。 | 福祉住環境コーディネーター☆住まいリフォームプランニング

福祉住環境コーディネーター☆住まいリフォームプランニング

福祉住環境コーディネーターが語るいろいろブログ 神戸リビングケアKRK 山下智砂子

福祉住環境コーディネーター神戸リビングケアKRKの山下智砂子です。今日の空は少しどんよりしていますが一日明るく頑張って参りましょう~。


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ 関節リウマチの方の入浴の質の向上について考えます ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


●事例

・Bさん 女性 50~65歳

・関節リウマチによる下肢・上肢・頸椎に痛み・変形・可動域制限・歩行困難

・改善前のADL:移動は車椅子、入浴は全介助

・介護認定:身体障害者手帳1種1級

・59歳の時、要介護4、64歳の時要介護3

・介護者:夫

・家族構成:夫

・住宅状況:木造2階建て、築12年


●Bさんは20歳代後半で関節リウマチを発症。上肢・下肢・頚椎などの関節に症状が徐々に現れた。

 両膝、左股関節を人工関節に入れ替えるオペ→人工関節置換術といいます。を行いました。

 右膝の人工関節は感染症のため再置換術を行いましたが右膝の伸展が不十分で歩行が困難です。

 常時車椅子を使用。


 これらを踏まえ                ↓

・一人で住宅内を車椅子で移動しトイレを使用できるように住宅改修を行いました。


※改修を行うことにより自立動作を増やし介護軽減を図り、さらに自助具を利用。家事など困難な動作は

 ヘルパーさんなどの支援を受け日常生活の幅を広げ自律的な生活を実現させていきます。


「自助具は」

★リーチャー

★孫の手

★長柄ブラシ

★長柄フォーク

★ドアノブ回し    など


「入浴」

・脱衣室と浴室間の段差を夫が抱えて移動している状況です。→夫の介護負担軽減を図る。

(Bさんは10年間、浴槽にはいることができなかった)→シャワー浴のみ

・希望(冬は寒いので浴槽に入りたい)


●浴室は奥行が1,365mmと狭く介助者が一緒に入るとドアが閉められない。 

  敷地の可能な範囲で拡幅し全面改修する。

  →住宅改修については:介護保険制度および市の住宅改造費助成制度

  →浴槽・湯沸し器については日常生活用具給付制度を利用。


●一連の動作の確認をし手すりの位置・高さや水栓金具の高さ決めます。

●車椅子は浴室出入り口まで前進し手すり(高さ930mm横手すり)を使って立ち上がります。

 方向転換して(回転式丸椅子)に座ります。リフトの操作。先体・洗髪は夫が行います。


◇◆次回は車椅子での外出について考えます。







神戸リビングケア 代表 : 山下智砂子
オフィス住所:〒650-0044 神戸市中央区東川崎町
1丁目8番4号
神戸市産業振興センター5階SOHOプラザ/KlC5-4
TEL :  090-5882-5638FAX : 06-6412-0170
携帯メール : chisako-yamashita440115.@ezweb.ne.jp

ブログ:http://ameblo.jp/kobe-itiosi-chisako/



お問い合わせフォーム

http://ws.formzu.net/fgen/S82796122/