無用なアプローチを防ぐ目的で、配偶者がいることを示すシンプルな結婚指輪をつけている医師は少なくない。

患者さんや器具を傷つけるおそれがあるような指輪は不適である。

指輪をしていると手洗いが不十分になるため、院内感染防止の面から指輪をつけないとする施設もある。

手洗いのたびに指輪をとってなくさないようにするのがたいへんなので、結婚指輪はしないという外科医もいる。

イヤリング、ブローチ、大きなネックレスは落ちやすく、不潔にもなりやすいので避ける。

もし、つけるとしたらピアスやデザインのすぐれた眼鏡など実務的なもので楽しむ。

においにも気をつかいたい。

口臭や汗のにおいに気をつけるのは当然として、香水も病院では不可である。

タバコのにおいも患者さんにしてみれば不快で気になるものである(医師が喫煙すべきでないのは身だしなみ以前の問題)。

永田診療所