一定の違反歴がある高齢者を対象に、高齢者講習受講時に技能試験を義務付けようとする案が警察庁の有識者会議で取りまとめられたようだが、高齢者ドライバーには試験を行うことで運転を見直し、反省させて、技量向上を目指させなければならない。
そのためには、どこで試験を行うかが重要なポイントとなる。
不合格になると、苦情を言ってきてトラブルになることは必至。
一部のダメな自動車教習所の指導員、検定員に任せると、トラブルを嫌がって安易に合格させたり、見た目が恐い人や著名人に忖度することも、十分想定できる。
やはり有無を言わさず厳正なるジャッジができるのは、運転免許試験場以外にない。
そう思うのには、こんな話がある。
以前自動車教習所に勤務していた時、スナック経営者の50歳代の女性が3回目の運転免許を取得するために入所してきた。
取消の原因は全て飲酒運転で、全く反省していないし、注意しても悪い運転の癖を直そうともしない。
そんな状態でも、安易に卒業してしまった。
そして数年後、また教習所にやってきた。
懲りずに再び、飲酒運転で取消になったとのこと。
この時60歳代。
ただ前回と違うのは、お金がもったいないから飛び込み試験にチャレンジするらしい。
悪い癖を直さず、基本走行もできていないから合格は難しいと伝えたが、「そのうち合格できるから」と言って帰って行った。
そして数か月後に、路上試験(本免許試験)を受けるための練習で再びお会いしたのだが、ビックリするくらい運転が変わり、ついでに態度も礼儀正しくなっていた。
仮免許試験で20回以上にも渡り何度も何度も不合格にされ、中には「そんな態度で合格できるような甘い試験ではない」とムチを入れられたこともあったらしく、ここまで来たら引き下がれないと心を入れ替えたらしい。
試験官は、態度や服装等を含め、総合的に評価する。
これが「飛び込み試験は、厳しく難しい」と言われる所以である。
屈辱を与え、どうしたら合格できるか必死で考えて試験に臨んだ結果が、彼女を心の底から反省させたのだと思う。
この例から、生温い試験ではなく厳正な試験を行えば、本当に運転免許が必要な高齢者は、不合格ごとに何が原因かを必死に考えて次の試験にチャレンジするだろうし、その苦労で技量向上も望めるだろう。
何度受けても合格しなければ、免許返納の選択も出てくるはずである。
今後高齢者事故で悲しむ方がこれ以上増えないようにするためにも、厳正なる方法での技能試験を行う道路交通法改正であってほしい。
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