いつまでも すきで

いてくれる?

著:マーガレット・P. ブリッジズ

絵:メリッサ スウィート

出版社:評論社

ISBN:4566006638

 

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読んだ年齢:3歳〜

ママお気に入り度:★★★★★

ツブお気に入り度:★★★★★

購入

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このブログを読んでくれているある人へ。

 

ちいさなカンガルーのぼうやが

おかあさんに次から次へとたずねます。

「ぼくのこと好き?」と。

 

りんごの木になっても?

自転車になっても?

石鹸になっても?

おほしさまになっても?

おとなになってなんでもかんでもできるようになっても?

もう一度あかちゃんになっても?

 

その度に、おかあさんは、

大好きで大切だよと伝え続けます。

いつまでもいつまでもね。。。と。

 

今のあなたが好きだよって

伝えるだけでは足りないというわけではなく、

もっともっとたくさん、

おかあさんからの大好きが聞きたいんだろうな。

子供のいじらしさが本当にかわいい。

 

ツブも、

「大好きだよ」「かわいいね」「いいこだね」

「がんばったね」「ママの大事」が聞きたくて、

本当に色々なことを仕掛けて(?)くる。

 

この絵本を読むと必ず、

「いつまでもすきでいてくれる」ごっごが始まる。

ここぞとばかりに

私から「大好き」を引き出そうとする。

その気持ちがわかるから、

できるだけ受け止めてやると、

本当にうれしそうな顔をする。

 

普段、言ってやりたくても

なかなか言ってやれないときは、

この絵本を使って、

いっぱいいっぱい言ってあげるといいと思う。

親もとっても暖かい気持ちになる。

 

その暖かい気持ちが沢山あれば、

近くにいなくても、

きっと大好きは伝わると思う。

 

キャベツくん

作:長新太

出版社:文研出版

ISBN:4580813979

 

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読んだ年齢:3歳〜

ママお気に入り度:★★★★★

ツブお気に入り度:★★★★★

図書館

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本当に衝撃をうけた絵本。

 

以前にも長新太さんの絵本を読んだことがあるのだが、

この絵本を読んで、もう一度それらを読み直したいと思った。

 

ある日、図書館に絵本を借りに行った時、

同じスペースに絵本研究の本が置いてあった。

その本で紹介されていたのが「キャベツくん」

 

ざっくり言うと、

「大人には理解できないけれど、

子供の心が強く惹きつけられる絵本がある。」

みたいなことが書いてあった。

 

大人が見て面白く感じなかったからといって、

それを勝手に選択し、排除してはいけない。

私はそういう風に解釈し、

「キャベツくん」を借りてみた。

 

ツブ、ハマる。

 

私もいつもより丁寧に読み聞かせをしてみた。

ページもゆっくりめくってみた。

 

おもしろい。おもしろすぎて、

なんかジ〜ンとくる。

 

Wikipediaで長新太さんの絵本を

「ユーモラスな展開と不条理な筋立て」と書いてあった。

言い得て妙である。

 

私は文章にも、絵にも、

その向こう側にある世界を感じた。

それは長新太さんの心象風景なのか。

 

別に紹介するが、氏作で

「ごろごろにゃーん」という絵本がある。

私はそこに共産主義的な、

どこか東欧のような風景を見た。

 

読者が考える余地を残す絵本はたくさんある。

けれど、この絵本はもっと個人の深いところに入り込んでくる何かがあるような気がする。

 

長新太さんについては、

またそれぞれの本の紹介の中で、

語っていきたいと思っている。

 

なんの くるまに

のるのかな?

こどものとも年少版 2019年5月号

 

作:小輪瀬 護安

出版社:福音館書店

 

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読んだ年齢:2歳10ヶ月〜

ママお気に入り度:★★☆☆☆

ツブお気に入り度:★★★☆☆

定期購読

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「なんのくるまにのるのかな?」と読むと、

ツブがすぐ、

「ごみちゅーちゅーちゃ!」と言って

とてもかわいかった思い出のある絵本。

 

ベタッとした平面構成みたいなイラストだが、

けっこうリアルに見える。

子供とやりとりしながら読めるのがいい。

とくにオチはない。

読み聞かせというより、

ブレイクタイムに使う感じが強い。

 

しかし、車に興味のない子は、

全然面白くないだろうw

 

宅配車とバスの運転手さんが

女性なのがめちゃくちゃ気になる。

どこになんの忖度なのか?