サザン・ロック(Southern Rock)とは、
カントリーやブギー(ブギウギ)、ブルース、R&Bなど、
アメリカ南部の泥臭い音楽を前面に押し出したロックの事で、
1960年代以降多くのバンドが誕生した。
ちなみに、日本のロックバンドの、
サザンオールスターズ(Southern All Stars)の名前が、
サザン・ロックに由来する、という説があるが、
これは間違いらしい。
そんなサザン・ロックだが、
1970年代に雨後のタケノコのごとくたくさんのバンドができているが、
そのミュージシャンたちは、名前(Southern)のように、
アメリカ南部の出身者が多い。
本来の“南部”とは、
南北戦争での南軍である11州を差すが、

西部の出身者も多くみられる。
このサザン・ロックのひとつの特徴として、
人数の多さがあげられ、
ギターが3本なんてのも普通である。
で、そんなサザン・ロックの雄が、
Lynyrd Skynyrd

であるが、
日本では「レーナード・スキナード」と呼ばれているが、
音楽番組のDJなどは「リナード・…」と呼ぶ人が多い。
でも、Wikipedia には、「Pronounced(発音) Leh-nerd Skin-nerd 」とあった。
そもそもこのバンドの名前の由来からすると、
正しい発音なんてないのかもしれないから、
わかりゃぁいいんだよ、わかれば。
その Lynyrd Skynyrd だが、
1977年に、ツアー中の飛行機がミズーリ州マッカム近郊で燃料切れによって墜落し、
メンバーや関係者のほぼ全員が死亡したという。
この事故の詳細が、 ここ に出ていた。
そしてこの事故と前後して、
レーナード・スキナードのメインボーカル、ロニー・ヴァン・ザントの弟
ドニー・ヴァン・ザントが結成したバンドが、38 Special である。
38はレーナード・スキナード亡きあと、
しばらくの間はレーナードの曲を演っていたが、
その後、ロニー・ヴァン・ザントのもう一人の弟であるジョニー・ヴァン・ザントが、
レーナード・スキナードを再結成したそうだが、
複雑すぎて、もうオイラには何が何だか解らない。
取り留めのない話になってきたが、
先日、そのレーナード・スキナードと38 Specialの『Double Bill』

というDVDを取り出して観たが、
「あれっ、この38Specialって第二期のじゃないか?」
そう、サザン・ロックのひとつの特徴として、
人数が多い事があげられる。
ギターが3本は当たり前で、
38 Special は更にドラムもツインである。
おまけに二人のドラマーが同じ叩き方をしているので、
一人でも良さそうなもんだが、
二期になって一人になったら、なんとなく物足りなかったから、
やはり意味があったんだろう。
その一期の画像を探したが見つからないので、
YouTubeからキャプチャーしてみた。

ねっ、2セット、2人いるでしょっ。
そしてもう一つ、忘れちゃならないサザン・ロックのテキサスの雄が ZZ Topだ。

このバンドは珍しく3人しかいないが、
どの曲を聴いてもすぐに ZZ Top だって解ってしまう。
この個性は素晴らしい。
:
たまに聴くサザン・ロックは新鮮だ。
とても古い音楽なのに♪