普段の居住スペースの周りに本が散乱している。
そう、色んなテーマでブログを食い散らかしているので、
その資料をしまう事ができなく、
あちこちに付箋を付けたままで放置されている。
そして画像も出番待ちフォルダーに溜まったまま…
なので、うまくまとめられるかどうか解らないが、
この『橋の…』シリーズは今回で終わりにしようと思う。
まずは橋の構造的種類。
説明は上図を拡大して見ていただくとして、
大きく分けると、
桁橋・ラーメン橋・トラス橋・アーチ橋・吊橋・斜張橋の6種類になる。
(業界などによって分類方法に若干の違いがある)
『桁橋』が歴史的には最も古く、
いわゆる“丸太橋”が原点だが、
これまでにも紹介したような、
石橋やガッシリとした木造橋などもあるが、
基本的には橋脚の無い、置いただけの橋である。
この中で個人的に好きなのが『トラス橋』である。
鉄橋の多くはこのトラス構造を持っているが、
地方の古い橋にも多く見られる。
例えばオイラのブログで紹介した『西沢泉橋』のようなヤツ。
これ、上部構造が無いので、
正しくは『ポニー・トラス橋』と呼ばれるらしい。
(“ポニー”とは「小型の」という意味)
ネットでトラス橋を調べていたら、
こんな素敵な画像が見つかった。
これ、徳島県の「青雲橋」という名の橋だが、
アーチ橋が逆立ちしたような姿をしている。
他の形式でもそうだが、
いわゆる“上路式”の場合、
例えば車でこの上を通過する時、
この橋の構造と美しさに気が付かない。
もったいない話である。(まぁ、橋の構造なんかに興味の無い方が多いだろうが)
2012年2月に開通した「東京ゲートブリッジ」は“世界最大級(日立造船HPによる)”のトラス橋である。
恐竜が向かい合っているように見えることから「恐竜橋」とも呼ばれる、
中央防波堤外側埋立地と江東区若洲を結ぶ橋であるが、
自転車も原付も、歩道・車道ともに走る事ができない。残念だ。
(まぁオイラが走る機会はないだろうけど)
そして道路橋に多いのが「アーチ橋」である。
アーチ部がどこにあるかによって3種類に分けられる。
『橋の…』の文中から:
近代の橋の支間長の変遷をたどると、
橋の形式ごとに、支間長が飛躍的に延びた時期が確認できます。
トラス橋は19世紀末のフォース橋(イギリス)の建設で一挙に三倍以上も長大化しましたが、
それ以後100年にわたり、支間長の延びはほとんど見られません。
で、画像を探した。
Wikipediaによると、
フォース鉄道橋(フォースてつどうきょう、Forth Bridge)は、
イギリス・スコットランドのエディンバラ近郊のフォース湾に架かる鉄道橋である。
全長2530mのカンチレバートラス橋で1890年に完成した。
(中略)
2015年に世界遺産リストに登録された。
それなりのメンテナンスも行われているのだろうが、
完成後125年も経っているのに、大したもんだ。
『橋の…』の続き:
アーチ橋は1930年に、フランスのバイヨンヌ、
オーストラリアのシドニーハーバー橋が相次いで完成し、
支間長は1.7倍に延びましたが、
トラス橋と同様、以後、長大化は頭打ちになっています。
フランスの橋は名前が記載されていなかったので確かではないが、これかもしれない。
ある方の旅ログから:
この橋はガロンヌ川(La Garonne)にかけられた最初の橋で、
ナポレオン・ボナパルトによって1810から1822年の間に作られたそうです。
橋のアーチが Napoléon Bonaparte の字数に合わせて17個あるのだそう。
という、「ピエール橋」らしい。
また、シドニー・ハーバー橋はこれ。
みんな美しいが、
日本が世界に誇る木造アーチ橋がこれ。
これまでに何度も流され、その都度再建された山口県の「錦帯橋」だが、
そのオリジナルは、1673年の建造であり、国宝にも指定されている。
:
まだまだ書きたい事がたくさん有るし、
画像も何点か残っているが、この辺で終わりにしよう。
最後に、新桂川橋梁の画像。(1968年に中央線複線化に伴って供用開始されたトラス橋)
新桂川橋梁(しんかつらがわきょうりょう)は、
山梨県大月市の中央本線(中央東線)鳥沢駅~猿橋駅間にある、
桂川(相模川)に架かる鉄道橋であり、中央本線最長の橋梁である。
鉄道ファンには、中央本線の中でも屈指の有名な撮影地としても知られている。
うーん、名残惜しいが…♪