昨年の暮れ。
いつもの場所で、いつものように夕焼けと富士山を撮っていたら…
ん、あれはなんだ?
飛行機かなぁ。
でも、飛行機なら飛行機雲を引きずっているはずだし、もっと遅い。
じゃぁ、流れ星?
いやっ、流れ星なら一瞬だし、流れ星にしては遅すぎる。
じゃぁ、UFO?
そんな話しは聞いていないよ。
ふと思い出した。
この間、その情報を見たばかりじゃないか。
本当に耄碌してきたなぁ。
国際宇宙ステーション(International Space Station、略称:ISS)は、
アメリカ合衆国、ロシア、日本、カナダ及び欧州宇宙機関(ESA)が
協力して建設を進めている宇宙ステーションである。
地球及び宇宙の観測、
宇宙環境を利用したさまざまな研究や実験を行うための巨大な有人施設である。
地上から約400km上空の熱圏を秒速約7.7km(時速約27,700km)で
地球の赤道に対して51.6度の角度で飛行し、地球を約90分で1周、1日で約16周する。
(Wikipediaより)
ちなみに、“熱圏”とは、
上空80kmから800kmまでの層を差し、
温度が高い(最高2千度)ため、“熱圏”と呼ばれる。
なので、ISSは毎日見られるだろうと思うが、
実は、ISSも“明け・宵の明星”と同じように、
太陽が昇っている日中と、
太陽の光が一切届かなくなる夜には見られないし、
その時間帯に日本の上空を通るとも限らないのだ。
それに、仮に日本の上空を通っても、
約6分ほどで視界から消えてしまうのだ。
だから、誰かの予報を見るしかないが、
実は昨日も今日も、見えているんだが、
“明けのISS”だから、早朝5時前じゃオイラのブログの読者には難しいと思い、
特にアナウンスしていなかったのだ。
ところが、2月5~8日は“宵のISS”になるのだ!
まずは2月5日。
軌跡の黄色は、まだ太陽が沈んでいない状態で、
青色の軌跡は、太陽が沈んでからになる。
で、東京の皇居辺りからの観察時間帯は、
18:59に南西から現れ、
19:02に東南東で仰角が77度と最大になり、
19:05に北東の空に去って行く。
18:13、南東に最大仰角37度とチョット低めで、
18:16、東北東に去って行く。
18:57、西南西より現れ、
19:00、北西に最大仰角33度、
19:03、北北東にGoodBy。
18:07、西南西より現れ、
18:10、北北西に最大仰角63度、
18:13、北東にさようなら。
2月前半はこれで終わりだ。
関東近辺だったらそんなに変わらないと思うが、
もし、もっと正確に時刻などを知りたかったら、
ToriSatのHP↓
http://www.sightspacestation.com/index.htm?olng=ja
に観察地点を登録して確かめてみよう。
いずれにしろ、予定時刻の5分前くらいから、
できるだけ空の開けている場所で、
上ってくる方向に目を凝らしていよう。
次回は、2月20日過ぎくらいだと思うので、
近くなったらまたお知らせしよう。忘れていなければねっ♪