10日(月)に出演したnews zeroでは、
関東の雪について、
北部の山地+平野部(群馬県と千葉県)と南部の内陸は雪、
そのほかは雨が濃厚、
都心は、気温が低ければ、ことによると、
雨に雪が混じってみぞれの可能性も、
とお伝えしました。
で、実際にどうなっているか。
前橋では、12日(水)に日付がかわる直前に、
初雪を観測。
平年より4日早い。
そのほかの地域も、
おおむねzeroでお伝えした感じ。
東京都心は11日(火)23時現在は雨ですが、
気温は3℃台まで下がってきています。
(気象庁HPより)
下の図は、湿度と気温の関係から、
雨か雪か判別する表で、
湿度が低いほど、気温が低いほど
雪が降りやすいのが分ります。
(気象庁HPより)
東京都心はすでに雨が降っているので、
湿度は100%と高い。
ただ、このあと、気温が2℃台まで下がってくるとなると、
雨に雪が混じる、「みぞれ」になる可能性も。
雨の原因の低気圧が近づくと気温が上がることが多いので、
都心で雪になる可能性は低い。
これがセオリー。
ただ、雨がいまけっこう本降りなので、
雨の勢いで上空から冷たい空気を引きづりおろしてくると、
予想以上に気温が下がることがあります。
(11日(火)23時過ぎの都内。本降りの雨。)
この予想が非常に難しい。
新人の頃から、何度もこの壁にぶち当たっていて、
次に活かそうと、何度も何度も復習しています。
なので、きのうのnews zeroの解説では、
予想に幅を持たせて、『都心でも、ことによると、みぞれくらいの可能性はある』と、
言いました。
雨の降り方が強まって気温が下がるのも、
低気圧が近づいて気温が上がるのも、
どちらも織り込み済み。
わかってる。
特に、お伝えするのが1日以上前だったら
予想は幅を持って考える、お伝えすることが大事です。
天気関係の人からは、煽りすぎ、オーバーに言い過ぎなんてことも言われましたが、
自分なりに何枚もの天気図やいろんな高さの気温の資料などを
じっくりと解析した結果だし、
新人の頃からこのケースを経験してきたことを踏まえてのことなので、
堂々と伝えさせていただいたつもりです。
オーバーに解説したつもりなんて、全くない。
自分の信念を貫いて解説したつもり。
ただ、外してしまった部分に関しては、すみません。
また勉強させてください。
さて、あす朝は、内陸にお住まいの方を中心に、
路面の凍結にお気を付け下さい。