8月9日、私は民主党幹事長室を訪ねて離党届を提出いたしました。
そして、その後の本会議で野党6党から提出された内閣不信任案に
賛成の白票を投じました。
政権交代に込められた国民の思いを裏切り、大消費増税を強行に推し進め、
国民の為にならない政策を推進する野田内閣を信任するわけにはいかない
との思いから決意いたしました。
かねてから私は、一法案の賛否で党として処分すべきではないし、
離党する必要もないと主張してきました。
しかし、今回のような内閣不信任案となれば、これは党の命運を決する大変重い採決であり、
これに不信任を突きつけるならば、党としても厳しい処分をしなくてはならないでしょうし、
潔く自ら党を離れるべきであると考え、事前に離党届を提出いたしました。
今日の日本の政治の大きな課題の一つとして、
国民に負担を強いる消費増税案を与野党の大政党同士が談合して平然と決める。それも
解散を前提にして、まさに政局を織り込んで決める。ということは国民不在の政治に
他なりません。
現在の不況下では税率を上げても税収は増えず、赤字財政の解消には全くならない上に、
経済が一層萎縮して、国民にかかる重い負担の中で、中小企業や商店街は倒産、
閉鎖していくことが見込まれ、最悪の政策と言っても過言ではありません。
その政策を大政党の談合で通していく、こんな不幸な日本になってしまったかと考える時に、 いよいよ私も、こうした与野党一緒に消費税の引き上げをする談合政治に対して反対をする
国民運動を起こさなければなりません。そして、これに賛同する多くの政党同士の連携を
考えて、この消費増税法案を葬り去る作業に取り掛かっていかなければならないと思います。
ぜひこのことをご理解をいただき、ご支援を賜れれば大変ありがたく存じます。
それに加えて、未だ瓦礫の山が片付かない被災地の復旧・復興の問題、原発の収束の問題等、 直ちに進めなければならない多くの課題があり、そうしたことを国民の期待に応えて正面から 取り組む政党の設立が必要です。
こうしたことを踏まえて今後、新しい政治運動に邁進していくことを皆様にお誓い申し
上げたいと思います。