山口2区補選で民主党の勝利が伝えられた。
後期高齢者医療制度をはじめとする
最近の政治の施策のまずさが
この結果に表れたと言える。
けれども、ここで忘れてはいけないのは
後期高齢者医療制度をはじめとするこれらの法律は
福田内閣で実施の時期を迎えているが
その法律を決めたのは、全て小泉内閣の時だ。
あの改革の実態は、官邸主導の名のもとに
実際は役人任せの改革だった。
先の郵政民営化を巡る衆議院選を見ても分かるように
国民の目線に立って、法律の中身について
「おかしい」「修正すべきだ」と発言した
政治家(私もその一人だ)が
自民党を追放されるという
前代未聞の権力乱用、言論弾圧がまかりとおり
結果として物言う政治家の粛清が行われた。
こうして、自民党には政府の法案に
反対する声はなくなり、物言わない政治が誕生し、
法律をつくる役割を担う国会が、
国民のために機能しない日本の政治になった。
その象徴がまさにあの選挙後、大量に生まれた
○○チルドレンによってあっという間に成立した
後期高齢者医療制度である。