中学生以下には見せられない。
胸くそ悪いけど読む手が止まらない大人の汚いところを寄せ集めた大人にこそ読んでもらいたい作品
[RAINBOW-二舎六房の七人-]
完結済み
全22巻
•概要
主人公 1人目
桜木 六郎太
米兵暴行罪で二舎六房に入所した。釈放目前であるが、とある理由で塀の中に封じ込めらる。夢はボクシング世界チャンプになり、父親と5人の兄を亡くしながらも自分を育ててくれた母親へ親孝行をすること。仲間からはアンちゃんと呼ばれる兄貴的存在。
主人公 2人目
水上 真理雄
殺人未遂で入所。仲間のためなら誰であろうと体を張る鉄火肌な男で、悪く言えば短気、良く言えば兄貴分な性格。
二舎六房の七人
桜木と水上をのぞく5人もそれぞれ罪を犯し少年院に入れられている。
この漫画の主人公は明確に誰と書かれておらず、僕は桜木と水上の二人が主人公として読んだためこう書かせていただきました。
•どんな話?
昭和30年、罪を犯し「湘南特別少年院」・二舎六房に堕ちた6人の男達の話。彼らは同房にいた年上の「アンチャン」(桜木)と出会い、アンちゃんの教えを胸に、出所後、、世間に満ちた苦しみ、不条理と向き合い、力強くそれぞれの人生を生きていく様が書かれた人情漫画。
•ここが面白い
清々しいほどの胸くその悪さ
本当にこの漫画は胸くそ悪いのです、この漫画に登場するキャラクターは本当に魅力的なのですがそれを際立たせるのはとんでもない悪人達です。
悪人の欲望や思惑に、二舎六房の仲間たちや家族が巻き込まれていくのです。
二舎六房の七人も勇気を振り絞って抵抗しますが、力もなく弱い立場のため、我慢するしかないという展開も多く待ち受けています。
漫画を閉じるたびに心がいたくなりますが読む手が止まりません。
鬱漫画の最高峰と以前紹介した『おやすみプンプン』
とはまた違った鬱さがあるので耐性がある方はぜひ手に取ってください。
•まとめ
この漫画は作者が
愛と勇気の物語
と称しており最後まで読めばその言葉の意味を理解すると思います。
現実世界でも起こりうる理不尽で不条理な『大人』に立ち向かう方法、我慢の仕方をこの漫画から教わりました。
この漫画を前半後半に分けて考えると後半は前半の不条理がスッキリ解消するので1度読み始めたらぜひ最後まで読み切ってください。
↑ココに1巻の試し読みを置いたので読んだことない方はぜひ!
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もしよろしければ明日読む漫画の参考にして下さい。
それでは次回も何卒!