2023/12/31

早いもので、母が虹の橋を渡りもう一年が経ちました。
早めに帰って法要の準備を姉たちが整えてくれていましたが、いつも母は年末には南天を玄関に生けていたので、今年は私が。
　小学生の頃、節分の豆まきと甘酒のお振舞いを目当てによく行った天龍寺。
その中にある精進料理の「師月」さんで、法要の足洗い。
ビブグルマンも獲得してらっしゃるだけあって、お精進なのに大満足の美味しさ。写真に撮りきれないほどの品数。
そして、天龍寺本坊には、来年の干支龍が（天龍寺で有名な天竜図は別料金なので見にゆかず笑）目を合わせてくれました。
子供達孫達叔母たちがこんなに集まって、誰よりも喜ぶであろう母が居ないのが、やはりまだ不思議で。
京都の古い家は、冬本当に隙間だらけで寒いけど、いつも帰るたびになんだかんだ、母が用意してくれていたから、越冬できていたのだと、寒さに凍えながら親のありがたさを改めて感じる師走。
「親がいてこそ実家」という義母の言葉が、とても響いた年の瀬でした。