1月18日に埼玉県飯能市役所別館2階で会議室で行われた森林講演会「飯能の希少な植物たち」を聞いてきました。
大まかな内容を復習で記載します。
植物について自生植物・・・もともと日本に生えている植物(在来植物)
帰化植物・・・外国から持ち込まれて定着した植物(外来種)
逸出植物・・・栽培から一時的に逃げ出した植物 帰化植物との区別は微妙
植物相における飯能の特徴①シダ植物が多い
・埼玉県内に自生するシダ植物の81.4%が分布
・比較的温暖で降水量が多いことが影響
・有馬谷、越上山の山麓など、シダの名所が多い。
・地形が複雑

↑ ウスヒメワラビ
②暖温帯の植物が多い
・比較的温暖で降水量が多いことが影響
・谷が深く、冬季も比較的乾燥しない。
・常緑広葉樹のスダジイやカシ類が樹林を形成

↑ジャケツイバラ
③冷温帯の植物もみられる
・飯能の最高点は日向沢ノ峰1,356メートル
・奥多摩や奥秩父の高標高地とつながっている
・ブナやミズナラの落葉樹林がある

↑ヤマシャクヤク
④石灰岩地の植物が分布
・石灰岩地はアルカリ性土壌で、植物に不向き
・石灰岩の岸壁には特有の植物が生育
・希少な植物が集中して分布

↑ブコウマメザクラ
⑤水草や湿生植物が少ない
・山地と住宅地が大部分を占め、水田地が少ない
・ため池、湿田、湧水地等が少ない
・河川区画が狭く、氾濫原などがほとんどない
・休講田や耕作放棄地の遷移が進んでいる
希少な植物がみられる環境①奥山の草地や落葉樹林
②石灰岩地
③低地の雑木林やスギ植林
④川沿いの湿地や岩場
⑤水田や里草地、石垣
シカの増加による被害について・林業への被害
・リョウブなどの樹皮に被害
・農作物被害
・目撃例の極端な増加
・人家周辺の林内でもシカが敬遠する植物が増えていた
・シカの食害は人が近づかない、奥山ほど深刻
・シカが敬遠する植物さえも減少
食害の影響植物相の単純化→動物相の単純化
後継木の消失→樹林の草地化
土壌の流失→侵食の進行
簡単にですが、記載しました。
趣味で山登りをやっていますが、今まで、植物についてほとんど知ることがなくって、ましてや地元の植物も知る余地がありませんでした。
また最後のトピックでシカの被害が拡大していることについても知りました。
今回の講演会で身近な自然や希少な植物について考える機会になったと思います。
忙しい毎日で、なかなか足元にある植物に気がつかないことがありますが、今後少しでも気にかけることができたらいいなと思います。
