いよいよ福島のこども疎開保養プロジェクト「家族でふくふくツアー」の日程が迫ってきました。
いまさらながらに、開催概要をこちらに。
福島のこども疎開保養プロジェクト
家族でふくふくツアー
開催概要
【開催主旨】
2011年に発生した福島第一原子力発電事故から3年。事故発生当時に出されていた「帰還困難地域」や「住居制限地域」の範囲は小さくなり、ホットスポットと言われていた福島市や郡山市の公表されている放射線量の数値も落ち着いてきました。
また、農業、漁業、畜産業などに携わる方々は、この3年間、安全安心な食物を目指して日々並々ならぬ努力をされており、観光業なども元気を取り戻しつつあります。
しかし、浜通りでは、住居のある地域が「住んでもいい地域」に変わったことで、国や東電の対応も変わり、「避難者」という立場が「自主避難者」に変わりました。中通りでは、除染を行った後は確かに数値がさがりますが、しばらくすると再びあがり、そのたびにまた除染・・・という状況が続いています。範囲が広いため、3年たってようやく除染が始まる地域もあります。郡山市の平成26年度予算9565億のうち5736億が除染・放射線対策費用となっています。
表向きは「元に戻りつつある」福島での暮らしですが、どうしてもそう思えない人たちが、その思いを口にすることなく蓋をして、日々を過ごしていることもまた、一つの事実なのです。
専門家や預言者ではないので、福島の放射線量が安全なのか危険なのかはわかりません。
わからないけれど、当たり前に線量計の置かれている公園内の除染で入れ替えた真新しい土の上で遊び、行動範囲を限られて育つ福島の子どもたちと、原発事故があったことすら忘れてしまっている雰囲気の中で育つ西多摩の子どもたちが、大人になって出会ったとき、何か埋められない溝のようなものができるような気がしてなりません。
「福島のこども疎開保養プロジェクト・家族でふくふくツアーチーム」は、こども達の未来を守りたいという思いでつながっている羽村市ほか西多摩地域の有志の集まりです。
「未来」とは、心身の健康はもちろん、「さまざまな可能性」と考えています。子供たちにはこれから、進学、就職、恋愛、結婚といった未来が待ち受けています。
子供たちのために、事故によってできた溝を埋め、より多くの可能性がある未来を作っておくことが、大切なのではないかと思います。
福島で事故を起こした原発は、東京の電力を作っていたところです。私たちと大いに関係のある福島第一原子力発電事故を、他人事にせず自分事として向き合っていくことで、隔たりや偏見や温度差のない未来へつないでいきたいと考えています。
保養や交流といった活動は、福島で暮らす方々の状況を劇的に改善させたり、何かを解決することはできないかもしれません。しかし、つながり続けることで、同じような事故が二度と起こらない未来へつないでいきたい、ということが一つの願いです。
私たちは、主旨に賛同してくださる方々からのカンパを元に、清里の羽村市自然休暇村への保養ツアーや、西多摩地域に福島の方々をお招きした交流ツアーを行っています。
一人でも多くの方や、西多摩地域内の施設等にご協力いただいて、福島と西多摩の温かな交流ができれば、と考えております。皆様のあたたかなご協力・ご支援をよろしくお願いいたします。
【開催内容】
■対象:福島県に在住のお子さんのいるご家族 4~5家族程度
■日程:2014年8月1日(金)~3日(日)2泊3日
■宿泊場所:健幸工房シムラモデルルーム「郷の家」(青梅市新町)
■費用:全額を有志による寄付(カンパ)にて運営:予算約20万円
福島からの参加者の宿泊費、食事代、プログラム内にかかる費用は全額無料
福島からの交通費を、一家族1万円支給予定
■参加者募集方法:
下記の賛同団体のほか、「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」
■プログラム内容 (予定):
8月1日(金) 16時 河辺「梅の湯」にて入浴後、郷の家集合
17時 自己紹介&ワークショップ(ヨガ&バルーンアニマル作り)
18時半 歓迎パーティー アロママッサージ
8月2日(土) 9時半 福生中央公園
公園遊び、川原遊び、ピザ作り&スイカ割
16時 フレッシュランド西多摩(温泉)
18時 郷の家にて流しそうめん&青梅花火大会鑑賞
※雨天時・・・河辺市民センター&フレッシュランド西多摩多目的ホール
8月3日(日) 午前 水車小屋
遊び&チューリップ染めワークショップ
親子でわらべ歌&けん玉大会(未定)
お昼 水車小屋ランチ
■カンパ募集口座: ゆうちょ銀行 口座記号番号:00190-7-485338
口座名称:「福島のこども疎開保養プロジェクト」
※他行からの振込の場合 店名(店番):〇一九(ゼロイチキュウ)店(019)
種目:当座/口座番号:0485338
※ご近隣の方は、直接お渡しください。ご連絡いただければ受け取りに伺います。
■主催: 福島のこども疎開保養プロジェクト 「家族でふくふくツアー」チーム
https://sites.google.com/site/sokaihoyoproject
■【参加協賛企業/団体】
健幸工房シムラ/出張料理「きまぐれや」/小さな喫茶店「ハコノカフェ」/のんびりカフェ「中車水車小屋」/ベーカリーカフェ「リーベンブロート」/オーガニックとエコ雑貨の店「boot」/山清ふとんリース社/(株)タウンサービス(河辺温泉「梅の湯」)/牛浜・カラオケスナック「夢明かり」/豆腐行商「響々庵」/まるわの会/石川千寿/ママポタージュ/森の幼稚園「おそとぽん」有志/haru*/アロマサロン「プティ―ト」/アロマサロン「ほゆのり」/ヨガ&ベビーマッサージ「SUKHA」
■【協賛団体】ガウスネット/
■【賛同団体】つながろう!放射能から避難したママネット/
■問い合せ先/熊谷 TEL&FAX 042-555-3656
メール fukufukutour@gmail.com