時代を映すと言うか、矢張り映画はいつの時代でも楽しい。

今はコロナの為に映画館え行けないから、せめてテレビで観るしかない。

中学生の頃は東高円寺の市場の入り口にあった光風亭という映画と芝居小屋を兼ねる映画館えはよく通う。

エノケンの孫悟空とかロイドやキートンやグルッチヨ・マルクス兄弟などよく観に行った。

芝居は高いのでなかなか観られなかったが、それでも新宿駅南口近くにあった新宿第二劇場に阪東妻三郎劇団公演を観劇した記憶がある。残念だったがムーラン・ルージュが新宿にあったのに1回も観に行ってなかった。

当時、中学生だったが高円寺の新聞販売所で朝刊と夕刊の配達をやっていた。

昔は販売所で全新聞の販売配達を扱かっていた。

朝日、毎日、読売、産経、サン写真新聞、東京日日新聞と量も多いし1軒1軒配達先に新聞を、組み合わせる。半端ない重さだった。

しかし何と言ってもの楽しみは夕刊に、昔は大判の映画広告が封切り前日に各社、1作ずつ出るのだ。

白黒ではあるが、鮮やかと思わせる程各社、手をこまねいて、この映画観たい!と思わせる、格好良さなのである。

その広告を1枚ずつ切り抜いて私は帳面に貼り付けてた。それが何十冊もたまった。今から思えばあんなに金をかけた映画の広告は数十年みた事は無い。

凄い価値のある収集だった。

冒頭の写真にある映画ノートをつけながら、映画広告収集ノートもたまっていった。

今めちゃくちゃ見てみたい!

しかし残念ながら昔に「くずや~おはらい、」とまわって来るくずやさんに処分して貰った。

拳銃無宿。迷路。海の征服者。女三四郎。山のかなたに。ジャンヌ・ダルク。パルムの僧院

などなど本当に懐かしい