3月21日春分の日に古民家satoyamaにて開催される
「手の暮らしマルシェ」にご出店のハイチャイ農園を
営むサネさん、ナオミさん夫妻を訪ねた。
ハイチャイ農園さんはトゥルシー茶とコーヒー、サーターアンダギーの販売と
自宅でできるコーヒーの焙煎のワークショップをしてくれます。
お二人は廿日市市の山間部にあたる浅原の古民家に
住んでいます。家の庭にはかわいい椅子がちらほら。
今日はその椅子に座って、
サネさんの淹れてくれた美味しいコーヒーを飲みながら
お二人との時間を満喫しました。
ハイチャイ農園さんの看板商品は、奥様のナオミさんがつくる
「トゥルシー茶」です。
トゥルシー茶はインド発祥の茶葉で免疫力やストレスに効く万能薬と
言われています。
全て手作業、無機械、無農薬栽培で、住まいの近くにあるご実家の畑を
使って14年程前から栽培を開始されました。
ナオミさんがインドではアーユルベーダーにも取り入れられ、
浄化作用の高いとされるトゥルシーに魅了され、
栽培していた茶葉を販売しはじめたのが10年ほど前の話。
それから2年ほどして、2012年に今のお住まいへ移住される前は
沖縄と廿日市を行き来しながら栽培をしていたとのことで。
お二人が出店されるときは決まってサーターアンダギーもサブメニューとして
販売されていた理由がようやっとわかりました。
畑に行ってみました!
この冬の時期、畑にはお茶はなく、
これも無農薬・無肥料で育てた大根や白菜などの冬野菜が植わっています。
栽培が始まるのは春を迎えてから。初夏にはトゥルシーのお花が咲くそうです。
「今の生活リズムを崩すことなく、大変にならない程度の範囲で
栽培をしています」とナオミさん。
でも本当のところはやりすぎちゃうところもあるようで、
「今日はこのぐらいにしようかと思っても、もう一畝つくれるかもって
結局やっちゃうんだよね」と笑って話してくれました。
ハイチャイ農園さんの目玉といえば!旦那様のサネさんが
淹れてくれるコーヒーです。
昨年は本場エチオピアまで赴き、焙煎の修行をされたとのこと。
当日はサネさんによる焙煎ワーク(1000円)が開催されます。
サネさんは「コーヒーを外で買うのではなく、自分の家でぜひ
焙煎して飲んでほしい。それが一番おいしくて、身体にいいから」
と教えてくれました。
サネさんのコーヒー焙煎ワークはコーヒー豆の選別、
焙煎、試飲という流れでだいたい30分くらい。
ワーク中にさねさんの焙煎への想いを聞くうちに
「これは自分でもやらねば」という想いが湧いてきます。
自分が焙煎したコーヒーはやっぱり特別な味がするものです。
お二人は1年ほど前からジンバブエの民族楽器
「ムビラ」の演奏を楽しんでいるとのことで、
聞かせてくださいました。
オルゴールみたいな音色のする楽器はこの山の中で聞くと
とても心に響いて穏やかな気持ちになります。
民族楽器を奏でるのが好きだというお二人は、
今年は本場のジンバブエに1か月間の修行旅行をされるとのこと。
のんびりとゆったりと自然の音を感じながら生活をする
お二人のつくるお茶とコーヒーは、
なんかそんな味がしてくるわけで。
あ~特別な時間のおすそ分けしてもらったなって気持ちになって
優しくエネルギーが湧いてくるような感じがするのです。
ハイチャイ農園は店舗は構えてないので、
ぜひこの機会に二人に会いに来てほしいなと思うのでした。
文章・写真)古民家satoyamaの管理人でありカメラマンの岡真里でした