面接の場は、企業と学生がお互いを理解し合う場です。
決して企業が学生を一方的に選別する場ではありません。
昨今の新卒採用市場は売り手市場(学生側が有利)になってきているため、
以前のような圧迫面接は減ったようですが、
学生に横柄な態度で接したり、
厳しい質問を投げかけ、学生を追い詰めていく企業がまだあるようです。
このような面接を受けた学生の大多数は、
企業に対して不快感を持ちます。
あのような面接で「私のことを理解してもらえるのか」
ということが大多数の意見です。
不愉快な面接を受けた学生は、
マイナスの情報を他の学生に伝えます。
悪いことほど早く伝わるといいます。
この負の情報が「悪いイメージ」を広め、
定着させるリスクになりかねません。
就職活動をする学生の立場や不安な気持ちを理解し、
相談に乗ってあげるような対応は、
学生に良い印象を与えます。
ほんの少しの丁寧な対応の積み重ねが
「あの会社は親切だ」「丁寧だ」「学生のことを理解してくれている」・・・などの口コミを生みます。
口コミは良いも悪いも採用結果に大きな影響を及ぼします。
学生に対応する人事担当者・リクルーター等は、
上記の学生とのやり取りのプロセスのことも踏まえ、
このことをしっかりと肝に銘じておかなければなりません。
学生に対して良い印象を作り出すためには、
事前に面接時の注意事項を把握するために、
人事担当者・リクルーターが研修をしておくことは有効です。