同じ事務所の、護あさなちゃんにお誘い頂き、
笹田靖人さんの個展へ。



一枚の絵に、余白を一切許さず、密にも程があるほどに描き込まれたものが蠢きながら、エネルギーを放射する。
真っ暗だと思っていた夜空に目を凝らすと、星が段々と見えてくるような。
一見全てが、わっと目に入ってくるのだけれど、情報処理が追いつかず、少しずつ、あ、こんなところにイチゴが、少女が、宝石が、文字が、と一つ一つの輪郭がはっきりしてくるような。





圧倒されながらもそれを全部受け取りたくて、
知りたくて。
自然と絵の前にいる時間が長くなってしまった。

アーティストの笹田靖人さんは、作品と同じようにエネルギー溢れる方で、語りだすと止まらない。
自分の作品を観てもらうにはどうしたらいいか?ということを常に考えている熱さがとても素敵だったし、新鮮でした。

「絵に全て込めてあるので」
「絵を見てもらって自由に受け取ってもらえれば」というスタンスの方もいらっしゃるし、それは人それぞれでいいと思うのですが。

「例えば、ゴッホの絵があるって聞いたら見に行きたいと思うでしょ?
それは生前一枚しか絵が売れなかったり、耳を切り落としたり、ひまわりを描いた画家だという、彼のストーリーや背景を知っているから。
でも自分が個展をただやっても、まず見てもらえない。買ってもらえない。
絵を見ただけではなんだか分からないかもしれない。
だから私は話して、興味を持ってもらうために伝えたいと思うのです。」

というようなことを凄い熱量で語られていました。
余談ですが、今回の個展は予約制で全ての回がいっぱいになるほど、既に大人気のアーティストです。



一緒に写真を撮って頂いたのですが、謎のポーズに、あさなちゃんと私もつられてしまいました笑

芸術がキラキラ爆発する秋です。