小さな額に入った作品たち。
近づいてみると…



コインの絵柄。
昔よくやったなぁ。鉛筆で、シャーっとなぞっていくと、絵柄が浮かび上がってくる遊び。
これ、旅先のコインを、記念にこんな形にして記録するのもいいなぁと思いました。

高田安規子・政子さんの作品の世界観は、
「ガリバー旅行記」

ガリバー旅行記の中で唯一実在する国として登場する日本の、ザモスキ、という地名が、横須賀美術館の所在地である観音崎ではないか、という説があるそう。
それを発端に、作品のアイデアに発展されたそう。

物語は、ガリヴァーが習慣や固定概念といった自分の信じる基準が全く通用しない国々で、迷いながらも適応し、生き延びていく、という展開。



ガリヴァー旅行記、横須賀、センス・オブ・スケール展の意図が見事にドラマチックに繋がりました。

自分の心の中のスケールが広がると同時に、
ミクロの世界、隠れている世界に対しての愛おしさも増すような。




美術館のレストラン、アクアマーレで頂いた絶品パスタ。
こちらも、企画展とのコラボメニューだそう。
料理も、縮小と拡大をテーマに、極細のパスタ、カッペリーニはトマトソースでピリ辛アラビアータ、太めの筒状のパスタ、リガトーニは、濃厚クリーミーなゴルゴンゾーラ。
対照的な形と味をひと皿で楽しめるという。
ここまでこだわっているという…。

もう、ね。
食べてるときは、拡大と縮小のことなど忘れて美味しく頂いちゃったけどね。
目の前、海だし。見晴らし最高だし。

ものすごく満喫できました、横須賀美術館。
今後も魅力的な企画展が目白押しなので、
また行きたいなって思っていますおねがい