三菱一号館美術館で開催中の
「全員巨匠!フィリップコレクション展」へ。

米国で最も優れた私立美術館の一つとして知られるワシントンのフィリップス・コレクションは、裕福な実業家の家庭に生まれ、高い見識を持つコレクターであったダンカン・フィリップスの旧私邸であった場所に位置しています。
2018年には創立100周年を迎えるそう!
1921年、アメリカでは近代美術を扱う最初の美術館として開館しました。
フィリップスの常に鋭い取捨選択によって、コレクションの中核をなす作品群はいずれも質の高いものばかりです。


入ってすぐに、大好きなシャルダン。
数年前に、三菱一号館美術館で初めて、シャルダンという画家に出会いました。
それまで見てきた静物画の概念を覆されるぐらい、惹きつけられました。
静謐で、神秘的な静物画。
フィリップさんのコレクションに、シャルダンがあったことで、ぐっと距離が縮まり…


続いて、ピエール・ボナール「犬を抱く女」

国立新美術館でも開催中の「ピエール・ボナール展」を見た後に、またボナールに会える喜び。
再会をありがとう!フィリップさん!


こんな作品もありました。
ポール・ゴーガンの「ハム」
ゴーガンが、ハム…
でもよく眺めていると、ハムが段々と女性に見えてくる不思議…




幼い頃から14歳までバレエを習っていた私にとって、チャイコフスキーと、ドガは永遠に特別。
ドガの踊り子を前にすると、背筋が伸びます。
バレエの世界は、厳しくも、美しかったなぁと改めて。

この展覧会のタイトルにもある通り、フィリップコレクションは、巨匠だらけではあるのですが、
フィリップさんは巨匠なら何でもいいということはなく。最初に書きましたが、ある作品を手に入れるために、他の作品を泣く泣く手放したり…
取捨選択をしながら、コレクションを築いていきました。
今回の展覧会は、作品が描かれた年代や画家ごとではなく、フィリップさんが作品を手に入れた順番で展示されています。
そこがポイント!


今回グッズが、とっても素敵でした!
写真だと分かりにくいのですが、、
フィリップコレクションをミニチュアサイズにし、いくつかの作品は額縁まで同じに作られたものが販売されています。
 

あと、このTシャツ!勉強になる!
画家の年代順に名前がずらり。







モネ。
この絵の色彩がとても好きで。
いつまでも眺めていたかったなぁ。

●全員巨匠!フィリップコレクション展
●三菱一号館美術館にて
●2019年2月11日まで

*主催者の許可を得て撮影しています。