昨日は、本日より開催の「フェルメール展」の内覧会へ。
フェルメールが日本に来るたび、「行きたいな」「混んでるだろうな」と迷っているうちに終わってしまうパターンだったので、
来日点数が最大の今回は、なんとしても、と。
今回の「フェルメール展」では、フェルメール・ルームを設け、展示室を8枚のフェルメール作品だけ展示しています。
初期に描いた宗教画「マルタとマリアの家のキリスト」(スコットランド・ナショナル・ギャラリー)と風俗画の最高傑作「牛乳を注ぐ女」(アムステルダム国立美術館)が同じ空間にあるだけでも胸熱です
展示順としては、フェルメール・ルームが最後だったので、
早く会いたくて待ちきれなく、ひとまずフェルメール・ルームへ直行。
初めて見る本物は・・・なんと言ったらいいのだろう・・・。
とても静かで。
雄弁で。
静物一つ一つにフェルメールの魂が宿っているようで・・・。
ようやく会えた嬉しさと、本物が放つ美しい光に
胸が熱くなりました。
初期に描いた宗教画「マルタとマリアの家のキリスト」(スコットランド・ナショナル・ギャラリー)
フェルメールを堪能したところで、入り口に戻り、
落ち着いて最初の部屋からじっくりと。
フェルメールと同時代のオランダ黄金期の傑作が、ずらり。
オランダの画家の作品ばかりを見るという機会はなかなかなかったのですが、
好きだなあ、いいなあと思う作品が沢山ありました。
エマニュエル・デ・ウィッチ
「ゴシック様式のプロテスタント教会」
彼の描く教会の内部は、実在する教会そのままではなく、
異なる建造物の細部自由に組み合わせた想像上の空間だそう。
教会を描いた作品がほかに2作あったのですが、
どれも良かったなあ。
入り口でもらえる作品リストが、こんなミニパンフレット!
1作品1ページで解説付き。
「フェルメール展」は、日時指定券なので、事前のご予約をお忘れなく!
私もまた改めて行きたいと思います。
芸術の秋、深まるばかり。