一足先に試写で観た、緒方明監督作品「友だちと歩こう」。

これは、シンプルに言うと、、、歩くことを見つめる映画です。

ただその眼差しは、映画でしか、きっと存在できなかった。

郊外の団地に暮らす老人二人と、オトナ男子の二人が織りなす日常。

老人二人にとって、歩くことが、こんなに愉快で、大変で、冒険だとは!
オトナ男子にとっては、引き返すことも簡単にできる分、前進するのに、勇気が必要!

こちらに向かって歩いてくる二人の姿を見ているだけで、

胸がいっぱいになりました。


ひとりで歩く時間。

誰かとおしゃべりしながら歩く時間。

二人で無言で歩く時間。


いろいろ、あるよね。

映画を見終わってからの一歩が、確実に、少しだけ変わる、

そんな素敵な映画でした。

 
わたしは、この作品、映画館でもう一度観たいです。



3月22日(土)より テアトル新宿ほか全国順次ロードショー