昨年の4月、自分の子育てに活かせればと思い日本アタッチメント育児協会の講習を受け、ベビーマッサージとキッズマッサージのインストラクターの資格を取得しました!

 

資格取得後は、子どもと一緒にお風呂に入れた日は、お風呂上りに長男にマッサージをさせてもらっていました。

 

長男が3歳ごろになったころから「マッサージはやらなくていい」と断られるようになってきましたが、下の子が産まれてベビーマッサージをしていると、長男から「マッサージしてー」とまた頼んでくれるようになりました。

 

最近では人気マッサージ店のごとく、2人並んで順番待ち。微笑ましい。

 

マッサージしているときの会話も楽しい。ゆっくり二人で話せる時間。

 

 

もちろん、毎日やれているわけではなく、土日や、早く帰宅できたとき限定。

 

奥さんが外出していて、ワンオペで2人をお風呂にいれるときはあっさりしかできていません。

 

 

そもそもキッズマッサージって何?ベビーマッサージと何が違うの?と思う方もいると思いますが、ベビーマッサージを卒業した1歳以降のベビーやキッズのために作られた手法です。

 

ベビーに比べると体が少しずつ大きくなってくるので、少し専門的にマッサージができるようになるのですが、今回は1歳を過ぎても親から子にマッサージをするメリットを中心にお伝えします。

 

 

 

実践して感じるキッズマッサージの効果

 

①リラックス・安心の時間になる

 ※下の子が産まれたら特におすすめ!

 

②便秘解消に良い

 

③寝つきがよくなる

 

④人に心地よいことをしてくれるようになる

 

ひとつずつ簡単に解説していきます。

 

 

①リラックス・安心の時間になる

これは赤ちゃんからお年寄りまで全員に当てはまります。

 

人が人に触れることで副交感神経が亢進され、愛情ホルモンであるオキシトシンが分泌されます。

 

結果、情緒が安定します。

 

下の子が産まれたら、特に大きな意味があると自分は思っています。

 

手がかかる下の子につきっきりになってしまい、上の子には我慢させてしまうもの。

 

可能であれば、上の子へのマッサージの時間を1日5分でもとると良いです。

 

その時間だけは、お母さん(お父さん)を独り占めできることで、情緒の安定につながります。

 

マッサージは、受ける方だけでなく、する方にも効果があり、お互いにとっての癒しの時間になります。

 

子育てに疲れたとき、あえて子どもやパートナーにマッサージしてみませんか?

 

 

②便秘解消に良い

リハビリに通っている子にも、便秘の子が一定数います。

 

食生活や水分摂取のアドバイスに加えて、お腹のマッサージの方法も伝えています。

 

基本は「の」の字を書くように時計周りにマッサージをします。

 

1日1回マッサージをするようになってから、「最近、うちの子快便です!」と言ってもらえることもありました。

 

最近では「腸脳相関」という言葉を聞くようになりましたが、腸内環境が良くなることで行動が落ち着つくようになったり、性格が穏やかになることもあるそうです。

 

マッサージだけで便秘が改善しない場合は、専門の医療機関を受診してください。

 

 

③寝つきがよくなる

ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれており、足に降りた血液を心臓に押し戻すポンプの役割があります。

 

ふくらはぎが柔らかくなると血液をうまく循環させることができ、心臓を頑張らせなくて済むようになります。

 

子どもたちは、小さな足でめいいっぱい走り回っているので、ふくらはぎは特にほぐしてあげると良いです。

 

イチロー選手のお父さんが、イチロー選手が子どものころ練習後に毎日マッサージしていたのも有名な話です。

 

最近のうちの長男は、寝る前に「マッサージして」とお願いしてきてくれるので、マッサージすると眠りにつくルーティーンになっています。

 

 

 

 

④人に心地よいことをしてくれるようになる

3歳を過ぎると、自分にしてもらったことは相手にしてあげたくなります。

 

自分がやってもらったマッサージをお母さん(お父さん)にやり返してくれたり、友達にしてあげるようになったり。

 

幼少期から相手に喜んでもらえる経験が積めるのは、これから社会で生きていく上でも大変価値があることだと思います。

 

 

 

キッズマッサージの方法

 

マッサージする方向だったり、順番だったり手技はもちろんあります。

 

しかし、大切なことは、方法よりもその時間がお互いにとって心地よいものだったかどうかです。

 

方法にこだわらず、子どもがリラックスしてるかどうかを探りながら、やさしく手足、背中、お腹、頭を自分なりにマッサージしてあげてみてください。

 

 

 

スキンシップを増やすことをおすすめした親子の話

 

 

町の発達支援事業で、あるお母さんが相談に来てくれたときの話です。

 

お子さんは6歳の女の子(Aちゃん)。

 

お母さんのAちゃんに対する困りごとは、「ささいなことで怒り、お母さんに手がでる」「服装へのこだわりが強くスカートがはけない」「朝なかなか起きられない」と言った内容でした。

 

お母さんに詳しくお話しを聞くと、お父さんは仕事が終わるのが遅く、下の子は2歳で、お母さんは一人で家事と育児を行っているとのことでした。

 

お子さんと20分ほど個別に遊んで様子を見させてもらった後、それぞれの困りごとに対していくつかアドバイスをさせてもらいました。

 

最後に伝えたことは、「お母さんは本当に頑張ってます。もし可能なら、スキンシップを増やしてみてはどうでしょう。抱っこしてあげたり、抱きしめてあげたり、できる範囲で構いません。」

 

2カ月後、お母さんと再度お会いしたとき、Aちゃんは手がでることが減り、自分からお母さんにくっついてくることが増えた、とのことでした。

 

もちろん、マッサージやスキンシップは万能ではありません。ただ、親子の関係に変化を与える一つのきっかけにはなると思います。

 

 

おわりに

 

私は、この冬(12月を予定)から、発達が気になる子を対象にした、個別セッションと訪問相談ができる発達支援室を開業予定です。

 

 

子育てに行きづまった方にも、利用してもらえたらと思っています。

 

オンライン相談も取り入れていきたいと考えています。

 

何か相談ごとがありましたら、インスタグラムのダイレクトメッセージにてお持ちしています。

 

育児やお子さんの発達に困りごとがある親御さんが、「今」できることを一緒に考えていきたいと思います。