父と二人暮らしの時の話です。

父の仕事が残業になると深夜になり
父が帰って来るまではなかなか
1人では寝付けなく
明かりを点けながら寝ていました。


多分、21時過ぎごろかな…
テレビのニュースで
某駅ターミナルのバスが
ハイジャックされバスが炎上すると
言うニュースが飛び込んできた。

父がよく乗るバスです。

夜11時を回っても帰ってこない。
悪い予感ばかりです。
そうじゃないことを
ずーと祈っていました。

事件に巻き込まれているなら
帰ってこれない。

テレビのニュースを見ながら
泣いていました。
巻き込まれていると思ったからです。


深夜零時を過ぎた辺りに
父が帰宅し
無事だった事で安堵しましたが


その日も残業でその時刻に
乗らなかっただけだったんですね。


とても悲惨な事件でした。


こう言う事、父は多いです

捕虜になりやっと祖国日本に帰るべく
船に乗り込んだが、
出航直前向かいの船に変えたら、
本来乗る船が航海中に沈没して
しまったとか、



戦争中、弾に撃たれたが、
ズボンのベルトに当たり
衝撃を受けず命が助かったとか、

その他もあります。


93歳で生涯を終えました。


ご先祖様に助けられて
いたのでしょうか…




お墓を持たないことを書いています。