山の再生
今日もまた森の話です。
連日暑い中、社員が育林(立派な森になるまでの手入れ)の仕事をしています。
クヌギ林の草刈り作業もしました。
去る冬にシイタケのほだ木をとるために伐採された山です。
すでに、切り株から新しい目が出て成長を始めています。
シイタケ栽培をされている農家はこうして山の手入れから行ってシイタケを生産されています。
しかし、このように手間をかけて育てたクヌギ林も後継者がおられなくて伐採すべき時期がずれてしまうとシイタケの栽培には向かなくなってしまいます。
そうなると、ストーブの薪やウッドチップの原料として利用されることになります。
しかし、価値のことを考えると下刈作業までした手間のかかった山林です。シイタケ栽培用に利用された方がベストです。
ストーブでクヌギの薪を燃やす時このような背景を考えるとその暖かさを大切にしたくなります。
現代は農作物や資源を簡単に安く外国から手に入れることができます。でも、少しは日本の山や農地の現状を見つめなおし、本当の身の回りの価値を見直したいものです。
日本では当たり前のきれいな水や豊かな動植物は、ゆたかな森や農地によって支えられています。今、私たちの日本も悲鳴をあげ始めました。