"Project Open Hand" | @Stanford Sloan "Change lives. Change organizations. Change the world."

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2012年7月よりStanford Graduate School of Businessへ留学中です。組織、社会に変化を起こせる人間へ成長すべく奮闘する30代オヤジの1年間を綴りたいと思います。

語学学校は、昨日はクラス分けテストとオリエンテーションで終わったので、今日が授業の初日でした。



毎日8:30~15:45まで、50分×6コマの授業があります。

プラス宿題があり、今日真面目にやったところ、3時間くらいかかりました。

周りの学生は、宿題が多くてきついとこぼしてましたが、正直言って、これまで仕事と受験勉強をやっていた身からすれば、負荷的には問題ありません。



授業では英語を話す機会が多いので、英語慣れという意味ではよいのですが、生徒は当然ノンネイティブばかりなので、そこが少し物足りないところです。

(正直、StanfordのApril Orientationで自分の英語力の無さにショックを受けていた人間が、ここでは英語のできる人間扱いされるのに、少々戸惑ってます。)



Stanfordでは、ほとんど皆ネイティブみたいな人々なので、これだけではまずいと思い、ネイティブと話す機会を求め、"Project Open Hand"というボランティア活動に参加してきました。

これは語学学校の課外活動の一環で、授業が終わった後、引率の先生と有志でボランティア団体の活動に参加し、ホームレス等への配給の食糧を作るというものでした。



やったことは、、、

1.ひたすらたまねぎの皮むきとみじん切り

2.ひたすらパクチーのみじん切り

3.ひたすらソラマメの皮むき

これを3時間やりました 

 


でも、こういう肉体労働的なことをやる機会は久しぶりだったので、これはこれで気持ちよかったです。

もっと良かったのは、作業をしながら、他のボランティアのおじいさん、おばあさんたちとたくさん話ができたことです。

ご老人とはいえ、彼らはネイティブなので、リスニングとスピーキングの練習にもってこいです。



話す中身も
様々で、非常に楽しかったです。 

おばあさんと主に話したのは、アメリカのボランティア制度とアジアの比較です。

この施設には、各国からかなり視察に来るとのことで、おばあさんたちも非常に鋭い意見を持っており、感心しました。

結論としては、アメリカではボランティアというのが社会的な制度として確立している一方、アジア諸国などでは制度として定められていないものの、地域コミュニティーや家族制度の中で、同様の役割が果たされており、一概にどちらが良いとは言えないというものでした。



おじいさんとは主にソラマメの話をしました。

ソラマメを日本でも食べることを説明すると、枝豆は知っているが、ソラマメを日本人が食べるとは知らなかったらしく、そこから、中東(エジプト)などでのソラマメの調理法や歴史などに話が発展しました。

博学なおじいさんで、これも面白かったです。

(エジプトに行ったことがあるのか聞いたら、「いや、ない。」との返事で、ちょっとうけました。)



これ以外にも色々な話をしたのですが、今日出会った人々は総じて人が良い方々ばかりで、日本の気のいいおじいさん、おばあさんと変わりませんでした。

また、サンフランシスコには日本人街もあるし、親日的な人が多いのかも知れません。

ボランティア活動は、英語の勉強と文化交流の一石二鳥となり、すごく気に入りました。

再来週にもある予定なので、是非またやりたいと思います。


あと、
やはりネイティブと話して英語を直してもらいたいと思うので、先生に事情を話し、プライベートレッスンを受けることにしました。



Stanfordの恐ろしい日々まで後1ヶ月、少しでも英語慣れするように頑張ります