先日の研修帰りの話。
電車が停車中の時の出来事。
誰かに見られてる気配がする。
熱い視線の先は?
遠くに停車している電車だ。
手を合わす小さい男の子の姿が目に入った。
私と目が合うや、
立っては座りと
手を合わせて必死に拝んでいる。
まさかとは、思ったが、
きっと、お坊さん姿の私に向かって、
何かをお願いしているんだ。
何かは分からないが
小さい彼のお願いがかないますように。
電車が動き始めると今度は、
私に向かって必死に手をふっている。
もう、抱きしめたいほどに、
愛しい姿。
私も思わず手をふり返した。
なんだか熱いものがこみ上げる。
知らない者同士が、
仏の力で繋がった!そんな気がした。
ありがたかった。
小さな男の子から教えてもらった。
信じるとは!
願うとは!
真っ直ぐに真っ直ぐに伝わる思い
何ものにも邪魔されない。
純粋無垢な思いは必ず届く!
南無阿弥陀佛
