一発裏ドラとテンパイ料のないミューリーグ。
アガリに向かう手順も一般的なルールとはやや異なる。
一発裏ドラありのルールでは、早くテンパイしてリーチをかけることが
目標になりがちだが、このルールではそうではない。
勝負する価値のある打点と、アガれる待ちを作りにいくのである。
実際に見て感心したのがこの手牌。
南家 ドラ
普通は切り。
~、~ の7種類でテンパイし、早い先制テンパイならどの待ちが残っても、リーチをかけて間違いではないだろう。
ところが、このルールではそうはいかない。
カンでリーチをかけるのもリスクが大きくリターンは少ないし、
そもそもそんな愚形テンパイにもそれほど大きな価値はない。
つまりこの手は待ちになってこそ価値があるのだ。
そう考えると、先にアタマができればいいので、残す牌は
のどれでも大差ない。
それよりもドラそばを切らないですむようになることや、ソーズの
変化も考えれば切りという選択もあるのだ。
この打ち手は清水英二。
実際に切ったのはだった。
恥ずかしながら、予想外だった一打に驚いてしまった。
さて、そんなミューリーグ2節を終えての成績は。。。
藤原 健 +121.1
山本 裕司 +58.2
清水 英二 + 2.3
三原 孝博 △ 5.4
井出 洋介 △22.0
高見沢治幸 △40.4
武則 輝海 △49.3
小林 剛 △66.5
あれ(゜Д゜)?
なんと最下位。。。
17年の選手選手生活を思いおこしてみると、
今までは必ず、昇級や優勝など上だけを見ながら戦ってきた気がする。
降級を意識しながら戦うのは初めての体験だ。
未知の経験と笑っていられるのはいつまでかな。。。