「子ども手当」の代わりに(スタッフ)
こんばんは。小林鷹之事務所のスタッフAです。
梅雨の足音を確実に感じる今日この頃。
鬱陶しい雨模様でも楽しく過ごせるように、素敵な傘やレインブーツを用意したいものです。
永田町では首相の退陣時期を巡って、それこそ鬱陶しい議論が続いていますね。
一国を導く総理大臣の発言がここまで軽薄とは。
「引き際の美学」を見せて欲しいものです。
閑話休題。
梅雨といえば体調を崩される方も多いと存じますが、乳幼児もまた然り。
私事ながら我が家の子供も先日、梅雨入り頃から流行するというアデノウイルス感染症に掛かってしまいました。
高熱が数日続いた後、熱は下がったものの、目やにや鼻水の症状が続き、結局、医師より保育園の登園許可を頂くまでに要すること1週間。
たかが一週間。されど一週間。
働く者にとって、それほど長期のお休みを頂くことはなかなか難しいものです。
我が家の場合は、祖父母に応援を頼めたことと、仕事に融通が利くことから何とか乗り切りましたが、今後、水疱瘡、おたふくかぜ、インフルエンザ等、待ち受ける数々の感染症を思うと「大丈夫だろうか」と不安を感じたというのが率直なところです。
そんな中、あったらいいなあと強く感じたのが「病児・病後児保育」。
子どもが病気になった際、熱は引いて回復時にはあるけれど保育園には預けられないときに、代わりに預かってもらえる保育施設。
新聞記事によると、厚生労働省がこのような病児・病後児保育施設への補助を1996年に初めて以降、同様の施設は次第に増えて2009年度は1250ヶ所とのこと。
それでも、約23000ヶ所ある保育所に比べるとそのような施設はわずか5%。
到底十分とはいえません。
ここ八千代市にも1ヶ所預かり施設があるようですが、正直、物理的にも心理的にもまだまだ敷居は高いものです。
さらには、このような病児・病後児保育施設。
子どもが何時、どのような病気に掛かるかは予測困難であり、利用者数や疾患は、当日にならないと確定しない一方で、保育士や看護師は常駐の必要があり、採算が取れていないとのこと。
経営面での課題も多いようです。
そんな中、最近では、民間NPOが始めた「訪問型」の病児・病後児保育サービスにも注目が集まっているようです。
働くママ、パパは、(特に乳幼児の子どもに対しては)何かしらの「うしろめたさ」を感じて仕事に向かっていることが大半ではないでしょうか。
病児となれば、なお一層のこと。
そんな心の負担を少しでも軽減してくれるサービス。
民間の知恵も活用し、経営面で改善を図った上で、サービスを拡充・多様化し、病気になったときでも安心して預けられる施設。
作って欲しいと切に願う次第です。
「子ども手当」ではないのです。必要なのは。