内閣不信任決議案の提出について
こんばんは。
小林鷹之です。
ドーヴィル・サミットが閉幕しました。
日本のメディアでは、首脳宣言において「日本への支援」や「原子力の安全」が言及されたと報道されています。
しかし、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、フィナンシャル・タイムズ等のサミット主要記事は中東支援に関するもの。
我が国の復興のためには国際社会からの持続的な支援・協力が不可欠であることを考えれば、海外の関心との温度差を冷静に踏まえた上で、積極的な情報発信を継続していかなければなりません。
海水注入を巡って公表される情報が二転三転することは、発信される情報そのものへの信憑性を低下させます。
政府には正確かつ迅速な情報発信を担保する体制を速やかに構築していただきたいです。
さて、最近、地元の支援者の方々から、自民党に対するお叱りや失望の声を頂く機会が多くなりました。
「東北の被災地の惨状を考えれば、今、政局を作っている場合ではないだろう。せっかく応援しているんだから、自民党はもっとしっかりしてくれ。」
同感です。
そもそも私は、一部の自民党の長老議員が主張する安易な大連立には反対です。バラマキ政策を含め、民主党のマニフェストの核となる政策に賛同できない以上当然のことです。
しかし、かといって、国難と形容されるこの時期に、能動的に政局を作ることにも反対です。今、国政に求められているのは政局ではなく政策。与野党は建設的な議論を通じて、より質の高い政策を打ち出していくことに注力すべきです。野党としては是々非々で対応すればいいだけの話。
今の内閣支持率を見れば、有権者の大半が、菅内閣に日本の未来を託したいと考えていないことも明らかです。
原発を含め、復旧作業が一段落した時点で、与野党がそれぞれ復興に関する公約を掲げ、総選挙で国民の信を問えばいいと考えます。
内閣不信任決議を出したい気持ちは私も同じです。
でも、この国の現状を考えれば、ぐっと堪える必要があると考えます。
以上が足元の政局に関する、私の基本的なスタンスです。
最後に。
今日は、娘にとって、生まれて初めての誕生日です。
あいにく娘は流行りの風邪にかかり、39度超の熱が出ています。
額に冷えピタを貼られた寝顔を見ていると、「おめでとう」だけじゃなくて、「1年間頑張ったね。ありがとう。」そんな気持ちにさせられます。
たった一本のロウソクは、娘にとって堂々たる金字塔に思えてなりません。