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GDP

こんばんは。
こばやし鷹之です。


最近、自宅近辺を歩いているとセミが体当たりしてきます。

バチッ、バチッと音が鳴るので、気持ち良いものではありません。

暑さでセミの感覚もおかしくなっているのか・・・




昨日、2010年第2四半期(4~6月期)のGDP速報が公表されました。
実質ベースでなんと年率0.4%・・・
家電エコポイント制度の終了などにより、個人消費が低迷したことが大きな要因です。
同四半期だけ見ると、とうとう日本は中国に追い抜かされました。
日本国内にいるとあまり実感が湧かないかもしれませんが、海外の報道を見ると相応のインパクトがあるようです。
外交政策を組み立てていく上で、国際社会における日本の位置付けを常に意識しておくことは大切なこと。
しかし、元々わかっていたことでもありますから、悲嘆にくれるのではなくて、むしろ日本自身が今後どのような成長戦略をとっていくのかを真剣に考えなければいけません。


デフレ、円高、成長鈍化。
日本は今とても苦しい状況に置かれています。
このような状況の中で地元を回っていると、明らかにお金が流れていない。
以前のブログに記したとおり、お金の流れが止まると経済は死んでしまいます。
今こそ頑張らないと、日本がこの先どうなってしまうのか、私は本当に心配です。


えてしてこういう局面では、政府・与党が守勢に立たされ、野党が攻勢に転じます。
したがって、政権運営が不安定になる。
そのため、政局本位の政治となる。
結果、理念と節度を欠いたバラマキ合戦となる。


今、肝心の与党は、目先の代表選挙に囚われて、「国民生活第一」どころか、二の次、三の次になって、党内ポリティクスに終始しています。
だからこそ、今は野党が存在感を発揮すべき時だと思います。
そのためにやるべきことは、与党の足を引っ張り、政局を作り出すことではありません。
政府・与党と連携し、あるいは、対案を出して、中身のある緊急経済対策の策定を急ぐべきです。
自民党が国民のみなさまの信頼をもう一度取り戻すためには、そういう前向きな姿勢を示す他ありません。


ただし、与党と協力するにしても、その前提条件として、やはりバラマキをやめてもらう必要があります。
6月に支給された4,5月分の子ども手当て。
殆ど消費に回らなかったようです。
当たり前です。
こんな分配型のバラマキ政治からさっさと脱却しないと、日本経済はいつまでたっても成長しません。


野党の一員として、微力ながらも発信していきます。

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地元の団地から見た夕暮れ。