教師に求められること | 小林鷹之 オフィシャルブログ Powered by Ameba

教師に求められること

みなさん、こんばんは。
こばやし鷹之です。


暑い日が続いてますので、こまめに水分補給して、しっかりご飯をたべることが重要ですね。
出産以来子育てにかかりっきりの妻と娘を連れて、家族三人で近所のバーミヤンに行ってきました。
中華のファミレスです。
娘を連れてとなると、外食の場所は自ずと限られてきますが、このバーミヤンはいい。
カジュアルなので子連れでも気楽ですし、リーズナブルな値段。
久しぶりの外食は、気分転換にもなって楽しいですね。


さて、今日も色々ありましたが、毎日新聞にショッキングな記事 が掲載されていました。

記事によると、
・地元私立中学校の英語担当教師(外国人教師)が、授業中に生徒が解答ミスを重ねるごとに、黒板に線や円を1本ずつ描き、ミスが続くと首つりを連想させる絵を完成させる行為を少なくとも2007年から続けていた。
・2008年に校内で首吊り自殺した生徒(当時中学3年生)の遺品の教材にも、その首吊りを連想させる絵が描かれていたが、その教師は事件後も上記行為を続けていた。


記事にも書かれていたとおり、生徒の自殺と当該教師の行為との詳しい因果関係は分からないのでコメントはできません。
しかし、そもそも教師がそんな行為をすること自体、信じられないですし、憤りを覚えませんか?



私は教鞭をとったことはありません。
でも、昔生徒であった立場から言えば、
思春期に先生に求めていたことは、
単なる知識量や受験のテクニックなんかじゃなかった。
だって、そんなものは参考書を読めばわかるじゃないですか。


そんなんじゃなくて、
生身の人間である先生には、生徒一人ひとりと真剣に向き合うことが求められてると思うんです。


中学生や高校生にとっての先生は、
単に教科を教えるだけの存在じゃないんです。
彼らが今後広い社会に出て行くにあたり、
中学校や高校はミニ社会であり、
先生は彼らが社会で蜜に接する初めての大人なんです。
子ども達は、先生を通して、これから出て行くであろう社会を見るんです。



だから、先生が生徒に接する時、絶対に妥協しちゃいけないと思います。

褒める時だって、
励ます時だって、
叱る時だって、
いつも真剣でなくてはいけない。


その真剣な先生の言葉や態度に、生徒たちは一所懸命に応えようと努力するんです。
そして、その結果彼らは成長していくんです。


首吊り自殺の絵を黒板に描くなんて論外です。
ブラックジョークだと言うけれど、
子供にブラックジョークなんて必要ない。


そして、教師が教えることは、
人生を途中で諦めることなんかじゃない。
どんな困難があっても、頑張れば絶対に乗り越えられるという気概なんです。



私にも教師の友人はいます。
みんな、生徒の未来を考えて一所懸命に頑張ってます。
今回のような事件が、現場で頑張られている教師の方々の名誉を傷つけることになれば大変残念です。
一方で、再発防止のために何ができるのか、しっかりと検討していく必要性を感じています。