基礎医学というのは、主に人体の構造を知る解剖学・もっと細かな細胞の集まりとしての個体の働きを知る組織学・細菌やウィルスの働きを知る微生物学・薬物動態を学ぶ薬理学・生態の反応をもっと細かなレベルで探る生化学・分子医学・生命現象を学ぶ生理学などが挙げられ、これらは臨床医学を学ぶ上で必要となる土台のような分野です。
 うちの大学では二年生~三年生の間にこの分野を学びそして三年生の終わり三ヶ月ほどかけてどこか一つの基礎の教室に配属されて実習をします。僕はもともと研究医志望だったんでこの基礎の教室には興味があり、一年生の時から実験室に通わせていただき実験の基本を教えていただきある程度のことは一人でやらせていただけるようになりました。これはこの大学のいいところだと思うのですが、学生が自主的に希望しこういうことをしたいと直接交渉しにいけば、先生方は最大限協力して下さるということが分かりました。結局一年から通わせていただいた教室は二年の終わりまで通わせていただき、三年生の基礎配属では解剖学の教室にいかせていただきました。そこでのお話しはまたの機会にしまーす