「三軒茶屋三角地帯」は東京都世田谷区三軒茶屋にある歓楽街です。

東急電鉄田園都市線、世田谷線三軒茶屋駅すぐのところにあります。

三軒茶屋駅周辺は第二次世界大戦の戦災で焼失してしまったそうですが、「三角地帯」の東角を中心に闇市がようです。その名残が「エコー仲見世」や「三茶三番街」のあたりなのだそうです。

「三軒茶屋三角地帯」は、三軒茶屋交差点を東の頂点として都道3号線を東約450m、国道246号線を南西約170mに囲まれた地域を指すそうですが、特にごちゃごちゃとしたまちなみは東の頂点あたりに残っています。

2024年3月に三角地帯を訪問しました。

 

前の記事で紹介した「ゆうらく通り」のさらに奥に古そうな飲み屋街があります。

 

エコー仲見世や三茶三番街、ゆうらく通りは第二次世界大戦後まもなく形成されたと思われますが、この辺りはそれよりも少しだけ新しいようです。昭和23年撮影空中写真には写っていません。昭和31年には一部だけが形成されています。昭和36年には現在と同じように思えます。

この通りの奥は行き止まりになっています。右に通路が分岐しています。

 

行き止まりから振り返ります。「金太郎」と書かれた建物の手前にも左に分岐する通路があります。

右側の敷地にはマンションが建っています。

マンションのところも再開発事業区域のようですが、事業が進まないためか、権利者がマンションを建ててしまったのでしょうね。再開発事業・・手詰まり感が漂ってきます。

 

通路はトンネルのようになっています。

 

トンネルの中です。

この地域全体、獣のマーキングの如き汚い落書きやシールが景観を損ねています。

かっこいいとでも思っているのかなー?ちょっと頭がアレな人たちの巣になっているのかもしれません。

 

上のトンネルを出たところです。

 

「金太郎」のところの通路です。

 

その反対側です。

 

 

4つ上の画像ところをもう少し進んだところです。玄関周りの装飾はどの建物もそんなに古くはありません。

寧ろ装飾はあまりありません。

 

その先、ぐっと通路が細くなります。通路幅は1間あるかないかくらいです。

 

ガラスの裏に直接ペイントしてある看板も見なくなりましたね。

「Bar ashi」だそうです。

 

 

ここまで来ると何がなんだかという感じです。

 

申し訳ありませんが、正直なところ、「味」を通り越して「キタナイ」です。

 

上の画像のところから「脱出」できます。

 

「脱出」しました。これら、特に建物が密集している場所は20m×40mの範囲にすぎません。

ものすごくややこしそうな土地だと思われます。

 

上の画像のところから南側を見ます。

 

「千代の湯」という銭湯があったようです。

 

その先、「三軒茶屋シネマ」と「三軒茶屋中央劇場」跡に出ます。

手前、イオンのところにあった「三軒茶屋中央劇場」の建物は古いものだったそうです。

 

三軒茶屋三角地帯

Sangenjaya-sankaku-chitai area, Setagaya-ku, Tokyo.