新世界通りは静岡市清水区にある横丁、飲み屋街です。
静岡鉄道新清水駅正面、国道149号線を渡った先にあります。
静岡から清水へは東海道本線と静鉄、2つの路線がほぼ並行していますが、静鉄の方がはるかに駅が多く、昔から地元の人に利用されてきたのでしょう。また清水(静岡も)には静鉄の路面電車も走っていたそうで、かなり大きな街だったのでしょうね。前の記事で紹介した銀座商店街は「新清水駅」の方が近いものの、路面電車の分岐があったためか、どうも行く先は港という感じで、中途半端な所に駅があるような気がします。ま、とりあえず一大ターミナルだったんだろなー、ということを言いたかっただけです。
清水の遊廓跡は元城町にあったということですが、「全国女性街ガイド 復刻版(オリジナル版は昭和35年発行)」によると、港近くは青ということなので、新世界通りとか、旭町あたりがそうだったのかなと思っているところです。
2023年5月に訪問しました。
静岡鉄道新清水駅のほぼ正面にある「新世界通り」の出入口です。
知っていないと、見過ごしてしまいそうです。建物の2階が出っ張っています。
路地を入ってすぐのところです。横丁の長さは60メートルあまりです。
一部の建物は破壊されています。それにしても薄い建物です。1間くらいしかない?
途中にゲートがあります。
上のゲートの裏側です。「新世界通り」と書いてあります。ここで、南側に抜ける路地があります。
ゲートの先にあるお店です。
公安委員会の鑑札、バーです。あと、水洗トイレなんですね。それから、上のアルミ板と下のシールに描かれている静岡ガスのマークが微妙に違いますね。「昭和63年」です。昭和かー・・なんだか遠い彼方に行ってしまったような気もします・・しみじみ
行灯看板です。こうやって見るとこちら側は提灯もぶら下がってるし華やかですね。
2階部分の張り出しが弧を描いているのもステキ。「ナイトパブ ヒロ」の意匠、ずいぶん古いなー。
「新世界通り」東側の出入口です。この建物は薄いっちゃー薄いんやけど、西側の建物よりは太いです。
で、この通りを挟んで、また横丁があります。因みにこの通りが歓楽街のメインストリートです。
その無名横丁です。こちらも建物が細い!通りの名称は不明です。誰か教えてください
「さくらじま」だそうです。こんなタイプの色のついたドア(樹脂製?)と取っ手、最近目にすることが少なくなりました。建物には一定間隔にドアがついています。
少し奥に見えている「戸田村」って何でしょうね。お店ごとに意匠が異なっているのもいいですね。
手前のガラス照明カバー落下寸前です!
18歳未満お断り札です。清水喫茶バー組合とあります。
その先で曲がっています。依然、長屋が続いています。前方奥に共同トイレがみえます。
共同トイレは故障中で使用できません。
上の画像の路地、横丁が大通りに出ました(東側の出入口)。
出たところには神社があります。西宮恵比寿神社です。
歓楽街のメイン通りの風景を少し・・上にも出てきましたが、スナック、バー、外国人バー、風俗系もありそうです。一帯は旭町という地名です。
メインストリート上にある蔦に覆われた建物。入口が斜めになっています、味わいがあるような気が・・
Broadway と書かれた建物、グランドキャバレーとかだったんでしょうか?
今はフィリピンパブでしょうか?他の建物にもフィリピン人らしき人が入っていってました。
多国籍化激しい夜の街なのでしょう。ま、だいぶ寂れてはいます。
あと、近くには暴力団事務所があります。注意。
新世界通り
"SHINSEKAI-DORI" alley, Shimizu-ku, Shizuoka city, Shizuoka.