熱海第一ビルは静岡県熱海市にある商業、オフィスビルです。
東海道本線熱海駅の目の前、すぐのところにあります。
このビル、とても特徴的な外観をしており、3つの建物が連結されているようにみえます。
昭和の旅行ブームに合わせて建てられた建物なのでしょう。
このビルや施設の歴史については他のサイトにあるでしょうから、興味がある方は調べてみてください。
まあ、よくわからないので、見てきただけです。
2023年4月、5月に訪問しました。
「熱海第一ビル」、駅側の外観です。とても特徴的。
西側(商店街側)から角度を変えて見ます。角にある鉄骨は補強でしょうか?
側面の壁には模様があります。時代を感じさせる外観です。
全体的に少し脆そうに見えるのは気のせいかなー。
地下1階、1階、2階は商業施設(アタミックス名店街 ATAMIX名店街)だそうです。
アタミックスのお店案内です。斜面にビルが建設されているためか、地下1階から海側に出ると地平面です。
3階以上のフロアの案内です。宗教法人とその関連法人がほとんどを占めているように思えます。
定礎板によると1966年(昭和41)年に完成したようです。
右下に当時の熱海市長の名前が書いてあるので、市も建設に関与したのでしょうか?
民間のビルにもかかわらず、市長のサインが定礎板に記されているあたり、いろいろと思惑があったのではないでしょうか?
地下1階の様子です。なかなか年季が入っているようにみえます。
上の画像で私が立っているところの背中側に1階からの階段があります。
画像の左斜め前方から出ると、熱海駅への地下道があります。
熱海駅への地下道です。といっても熱海駅の手前で地上に出てしまいます。
左下は駐車場へ至る階段です。正面奥が不自然に塞がれているようにも思えます。
駅が改築されたときに塞がれたのでしょうか?
まあ、敢えて「熱海モノレール」に言及しないのもなんなので・・
元々このビルが計画されたときに、地下3階にモノレール駅も作る予定だったのですが、結局のところいろいろとあって、頓挫したそうです。
他のサイトによると、モノレール計画は昭和40年頃には頓挫したものの、ビル自体はモノレール駅施設も含め昭和41年に完成したそうです。地下3階には幻のモノレール駅が残っているのではないかといわれています。このモノレール駅、謎が謎を呼び、伝説化しています。誰も見ることはできないそうです。
モノレール専門の趣味サイトによると、この地下道の途中に地下3階のモノレール駅へ下りる階段を設ける予定だったのではないかと推定しています。ロマンがありますね。ま、私、個人的な感想だと「できなくて良かったなー」と思いますがね。
興味のある方は「モノレールジャパン 熱海モノレール」で検索してみてください。
ビルの地下1階に戻ります。飲食店が並んでいます。なんか、とてもよさそうな店ばかりのような気がします。
食べたかったなー。
1階の様子です。店舗構成ばバラエティに富んでいるような気がします。
1階、老舗っぽい書店です。
1階の階段室です。
2階には物販店はあまりありません。
2階にもレストランがあります。右は3階へ至るエスカレータ、前方左に1階へ至るエスカレータがあります。
配置が特徴的です。
地下1階から建物の裏手に出ます。南東側だけ、道路形状に合わせて弧を描いています。
角の鉄骨は補強でしょうか?
海側の2か所に地下駐車場(地下2階)への通路(入口と出口)があります。
地下2階の駐車場です。
2つ上の画像の並びの空間に設置されている時計です。故障してます。
熱海第一ビル、アタミックス
ATAMI DAI-ICHI BUILDINGS, Atami city, Shizuoka.