名画座は北九州市小倉北区にある映画館です。

鹿児島本線小倉駅の西方向、直線距離で150メートルくらいのところにあります。

歩くと少し大回りする必要があるので250メートルくらいでしょうか。

 

この映画館で映画を鑑賞したわけではありませんが、外観だけ見てきました。

通り沿いには有名な看板が掲げられています。

 

近くには「A級小倉」という劇場もあり、こちらは芸術的なショーが演じられています。

「A級小倉」は最近、閉館の危機に陥ったのですが、芸術ファンの熱烈な支援で、ひとまずすぐの閉館は免れたとのことです。

「名画座」も施設の老朽化やお客さんの入りが昔に比べ減ってしまっているとのことで、劇場で有志が音楽演奏会を行うなど、物好きのお客さんだけでなく、一般のお客さんにも足を運んでもらい少しでも「名画座」の認知度をあげる取り組みもされているそうです。

 

ほんの少し前までは、小倉駅西側に「大丸ビル名店街」というビルがあり、ビルの下のうすぐらい通路を抜けると、いきなり前面壁に「A級小倉」の電飾があります。「大丸ビル」を抜けてきた場合は、左は「A級小倉」右は「名画座」という風になっていました、しかし「大丸ビル名店街」が破壊され、大丸ビルの通路(トンネル)もなくなってしまいました。

 

大丸ビル名店街、名画座、A級小倉を中心として、夜間食堂や、変なことをする客が利用するホテル、ファッションクリニック、いまだに遣り手がいる非合法な遊び場などなど・・極めつけが船頭町の自由恋愛をする浴場ですね。

 

ちょっと話がそれてしまいましたが、この辺りの雰囲気はまさに混沌としていた時代の雰囲気が残っているのではないしょうか。

2015年1月、2022年5月に訪問しました。

 

かつて、小倉駅からトンネル横丁である「大丸ビル名店街」を抜けると、「A級小倉」の電飾が見えました。

左に行くとA級小倉、右に行くと名画座です。下は立ち飲みです。庶民的な感じ。

 

左に行くとこんな感じです。

 

さらに左に行くと「A級小倉」です。現在はこのような劇場は、ただ楽しむだけでなく、芸術的な立場からも評価がされてきており、今後「A級小倉」をはじめ、全国に両手に数えるほどにしか残っていない劇場が果たす役割って大きくなっていくでしょうね。

 

旧大丸ビル名店街の西出口から右に(真っ直ぐ)行くと左側に名画座があります。

名画座は1と2に分かれていて、1の方は「一般男性用成人映画」2の方は「薔薇族用成人映画」ということになっています。

この画像の時はまっすぐ行くと大丸ビル名店街のトンネルを通ってすぐに小倉駅に行けたのですが、今は別のビルが建ち、トンネルもなくなりました。

 

名画座2出入口です。入口には「ばら族映画 入場券売り場」とかいてあります。

 

超有名な看板です。「ー君と僕の情報発進基地ー男が求める究極の美学ここにあり」

こだわりが感じられます。下の画像の看板はいくつか隠してある部分があります。

 

今は、突き当りにあった「大丸ビル名店街」がなくなり、小倉駅から見えないようになってしまいました。