「すえよし通り食通街」は鳥取県米子市東倉吉町にある飲み屋横丁です。
笑い通り商店街側の入口上には造花なんかをふんだんに使用した、現代では考えられないほど手の込んだ看板が掲げられています。素晴らしいセンスです。
向かい側の信金に展示されている写真を見ると、この看板、昔は光っていたのでしょう。
ただ、少し前に見にきた時と比べて、劣化が進んでいるようです。
この横には今でも営業中の「ケイ食・喫茶 キャープ」があります。
店頭にあるテントも素晴らしい色遣い、造形です。
店内も昭和の雰囲気があふれています。
「軽食」ではなく「ケイ食」です。
「すえよし通り食通街」はトンネル横丁になっていて、向こう側に通り抜けることができます。
残念ながら途中のお店の多くは空き店舗になっており、営業しているお店は3、4軒くらいでしょうか?
30メートルくらいのトンネルですが、途中には中庭みたいな空間があり、その横には共同トイレと上階に上がる階段があります。
ただ、今は2階以上は閉鎖されています。
階段のところには「2階へどうぞ」とかかれた手の造形をした小さな看板がついているので昔は上にも店があったのでしょう。
トンネルを抜けると、すぐに旧加茂川の私設橋を渡ります。どうやらビルは3階建のようです。
隣りには「喫茶よしだ」がありました。
旧加茂川沿いには独特な風景が今も残っています。
朝日町からこのあたりまでは、以前は歓楽街だったのでしょうが、今はだいぶ静まりかえっています。
川沿いに立つと栄えていた頃の雰囲気を感じられるような気もします。
「すえよし通り食堂街」の造花看板、光っているとろを見てみたいものです。