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前の記事で馬潟港線のことを書きましたが(そのときの記事 http://blogs.yahoo.co.jp/kobaden_shoutengai/34150356.html )、馬潟港線の起点は東松江駅でした。
東松江駅は山陰本線の旅客駅ですが、線路をはさんで反対側には東松江貨物駅があります。

といっても、どうやら2015年3月に米子貨物駅が伯耆大山駅に移転した時に山陰本線の貨物営業が廃止になったようですので(そのときの記事 http://blogs.yahoo.co.jp/kobaden_shoutengai/33393919.html )
厳密に言うと駅ではないようですが、今も「JR貨物東松江駅」と看板を出しています。
また、質素ではあるものの立派な駅舎もあります。
駅舎正面には「貨物扱所」「貨物営業センター」の看板も見えます。まさに国鉄の香りが漂ってきます。

今もホーム上屋が残っており、西半分はとりあえず何かには使われているようです。
東半分は引っ越し屋や中古車屋が使っていましたが、今は空いているようです。
上屋を分断するように事務所が建っていますが、当初はなかったようで連続したひとつの上屋だったことが当時の航空写真からわかります。

今もコンテナの出入りはかなり多く、日本通運と山陰運送のトラックがコンテナを運んでいるように思われます。
山陰本線の貨物営業が廃止される前も近年は列車でコンテナを運んでくるわけではなかったので、
特に風景に変化はないように思えます。

貨物駅側の線路は平成8年に列車が入ってこなくなったようなので相当に荒れています。
ただ、レールは大部分が残されており、当時の繁栄をうかがうことができます。
松江側、米子側ともに引上線はそのまま残されており、松江側の急カーブの途中に引上線の終端部が確認できます。

余談ですが、松江側は線形が悪いためか、上下線の渡り線が相当先にあり、東松江駅の構内延長は2キロ近くありそうです。
そのため、上り列車が場内信号で制限が出ているときは、随分長い間のろのろと進んでいくような感じがします。
また、下り列車が3番線(副本線)から発車するときは、渡り線までの1キロ近くを上り本線を逆走していくような格好になります。

今もその広い構内に当時の栄華が見えてくるような気がします。