8月28日に発売された、レーザーミニ四駆シリーズ第一弾、ロードスピリットを買ってみた。

買ったのは9月の上旬あたりだったが、色々あってブログにするのは今になってしまった。

 

 

ロードスピリットで最も特徴的で目を引くのは、フロント部分の「ツノ」だろうか。最初はただの飾りかと思ったが、スタビライザーとして機能するとの触れ込みらしい。

そうは言ってもクリアパーツですぐ割れちゃいそうだし、そこまで実戦的じゃないんでしょ〜?なんて思っていたが、いざ組み立ててみると、むむ、意外とこれは使えるのではないか?と考えを改めてみた。

 

リヤローラーはFM-Aのキットに付属しているものをクリアパーツにしたものだと思う。

 

あと、これは!?と思ったものがリヤブレーキステー。

 

 

通常の付け方では二段階に角度を調整出来るのだが、これは使い方次第で実際のレースでも使えそうなパーツであると感じた。

実際に角度を変えてみると安定感が違ってくるのである。

 

 

標準のAではコースアウトが多発していたのが、Bにすると体感で安定感が増しているのが分かる程のパーツであった。

 

さて、ロードスピリットだけでは速いかどうかの比較ができないので、比較として同じVZシャーシで近い時期に発売されたレイスピアーを用意してみた。

 

 

レイスピアーのタイヤ、実際に買って触って初めて分かったのだが、プリントなどは無いがどうもスーパーハードが標準装備されているようだ。

 

 

うーむ、この時点でレイスピアーがだいぶ有利なのではないかと思ったが、あくまで今回はキット付属のもので勝負ということにしているので標準装備されているものは仕方ない。

 

最高速と100メートルのタイムを測定してみることに。

この時点では適当な手持ちのネオチャンプを使用。

 

ロードスピリットは大径ホイールなのでギヤ比は 4.2:1 となっている。

レイスピアーはローハイトタイヤで、ギヤ比は 3.5:1 の超速ギヤ。

 

ロードスピリット 21km/h

 

レイスピアー 22km/h

 

僅か1km/hの差なので殆ど互角だが、ギヤ比4.2:1とは言え大径ホイールなので最高速ではロードスピリットが勝るかと思いきや、レイスピアーの方が上とは。ただ、電池の性能の差もあるので、ココでは互角と見て良いと思う。

 

続いて100mタイム。

 

ロードスピリット 17.93秒

 

レイスピアー 17.75秒

 

ここでも僅か0.2秒ながらレイスピアーが勝るが、殆ど互角か。

スピードチェッカー上では本当に極わずかであるが、レイスピアーの方が上だが、実際に走らせるとどうなるか。

 

最後に重量。

 

 

電池無しでの重量であるが、約20グラムほどの差がついた。レイスピアーはボディがポリカで軽いしローハイトホイールで足回りも軽そうである。

これは実際に持ってみても、ロードスピリットのほうが重量感があるのが分かる。

この重量が決め手になるか?

 

ヤチカンの5レーン、3レーン、レジャラン春日部3レーンサーキットで比較してみた。

予想では高速な5レーンではロードスピリットに分があり、テクニカルな3レーンではレイスピアーが勝るのではと予想していたが果たして?

 

 

電池の性能で差が出ても意味がないと思ったので、適当にコンビニで買った、ジャパンカップでも使用される富士通プレミアム・アルカリ電池を使用。

 

 

 

何と純粋なスピードではレイスピアーの完全勝利。最後は不運にもロードスピリットのホイールが外れてしまったが、それがなくてもレイスピアーが余裕で勝っていたのは明白である。

 

比較的、安定感に勝るロードスピリットがレイスピアーのコースアウトで辛うじて勝利したが、それがなければロードスピリット完全敗北もあり得た。

 

3レーンではレイスピアーには敵わないのではとは思っていたが、まさか5レーンでも負けてしまうとは。しかも大差。

3周目辺りから軽量で、スーパーハード・ローハイトホイールを履くダッシュ力に優れるレイスピアーが追い上げて行き、そのまま差をつけてしまうようだ。ローハイトのスーパーハードタイヤのため、ジャンプではもちろん、大径ノーマルスリックのロードスピリットよりコーナーでのロスも少ないのだろう。

 

現代ミニ四駆で大径ホイールはもう厳しいのだろうか?26mmまでのローハイトが実戦で使えるサイズなのだろうか?

大径のままでローフリに変えてみてはどうだろうか?

トルクに勝るトルクチューンに変えればどうだ?

あらゆる疑問が出てくる。

 

次は、軽くチューニングした2台で試してみたいと思う。