お婆さんが独り営む喫茶店。同僚と週に一回ほどお邪魔している。
BGMが80's の洋楽で、おそらくだが、憧れのセレブシティにある居酒屋苦楽と同じチャンネルではないか。
これまでのサラリーマン生活の近年は、自席で買ってきて貰ったオニギリ2個か会食。夜では果たしきれない懇親に充てた。
コロナ禍に入り、ほとんど自作ランチ。前夜の鯖の塩焼きが残っていれば、ニンニク、鷹の爪、小松菜と和えてパスタにする。マダムたちより腕前が良いと中々目の前では言えないが、間違いなくそうだろう。
今の組織では週一回は霞が関に行くが職員食堂が狭く劣悪な環境。コミュニケーション障害かと思うようはロボット系が多く、列に並ぶ美しさは、配膳ロボット級だ。女なら彼氏にしたくない連中だが、なぜか、指には皆、結婚指輪してる。世の中不思議なものだ。あんなロボットに抱かれて子を産むなんて、芸能界の上納システムの亜流のような行動学である。
カレーが450円。税込み。
胃もたれするので午後が辛い。
普段はオフィス近くで、同じ組織の関係者が全く来ないエリアを開拓。そこで昼メシを食べる。難点はオフィスから8分、往復16分見ておかねばならないこと、そして、一番上のフロアで働いているため、エレベーターが各駅停車になってしまい時間を食うことである。
お婆さんがミカンをくださった。また来てね、と。
私達二人組を気に入ってくださったようだ。マダムと違い、静かに大人の時間を過ごしているのだから、間違いない。
カウンターには未亡人が独演会のように喋ってる。
ねぇ、聴いてよ、なんなのさ、、、、
お婆さんは我々大人二人組の所に腰を下ろし五十年になるの、と話してくれた。
よほどカウンターの未亡人が面倒だったのだろう。
カウンターあるある風景である。